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厩務員とは?資格の必要性や給料、キャリアパスについても理解しておこう

厩務員とは?資格の必要性や給料、キャリアパスについても理解しておこう

「厩務員とはどんな仕事?」
「厩務員の給料や仕事の大変さを知りたい」

このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では、厩務員の仕事概要やキャリアパス、平均年収について解説します。

厩務員とはどんな仕事なのかについて気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。

厩務員とはどんな仕事か

厩務員とはどんな仕事か

まずは”厩務員はどんな仕事なのか?”という部分について詳しく紹介します。

厩務員の具体的な仕事内容や”きつい”と言われる1日のスケジュールを知ることで、より厩務員へのイメージを掴めるはずです。詳しくみていきましょう。

①厩務員とは

厩務員(読み方は”きゅうむいん”)とは、厩舎で競走馬の世話全般を担当する仕事です。

一般的には、競走馬を調教する施設「トレーニングセンター」にて、調教師と雇用契約を結んで仕事をおこないます。

②厩務員の主な仕事内容

厩務員は、基本的に2頭の競走馬を担当し、エサやり・体調管理・ブラッシング・厩舎の掃除などをおこないます。

調教師のように競走馬の調教をすることはありませんが、馬を引いての移動や軽い運動などを担当することもあります。

厩務員は競走馬の健康管理を中心に世話全般をするため、競走馬がレースで活躍するためにも欠かせない重要な仕事なのです。

③厩務員の仕事はきつい?1日の流れを紹介

厩務員は早朝からの仕事が基本で、長時間の肉体労働になることから”きつい”と言われることがあります。

それでは、厩務員は具体的にどのような1日を過ごしているのか見てみましょう。

時間 作業内容
4:00 担当馬の体調に異常がないことを確認してから、馬房のなかのフンや汚れた寝わらを掃除します。
5:00 騎手や調教師がスムーズに調教できるように馬具をつける「馬装」をします。

馬装が完了したら、競走馬を軽く歩かせるなどのウォーミングアップをします。

7:00 調教から帰ってきた競走馬のクリーニングダウンをするために軽く歩かせます。

クリーニングダウンを終えたら、厩舎でシャワーやブラッシング、体調確認をします。

8:00 競走馬を馬房に入れてからエサやりをします。
8:00〜 上記と同じ流れで担当するもう1頭の競走馬の調教準備をします。
14:00〜18:00 厩舎の掃除や担当馬の手入れ、馬房の掃除、エサやりなどをおこない、18時ごろにすべての作業が終了します。

厩舎によっても仕事内容やスケジュールは若干異なりますが、一般的には上記のようなスケジュールになることが多いです。

仕事の流れを見るとわかる通り、厩務員は1日中競走馬と関わりながら仕事できることが大きな魅力ですが、早朝から身体を動かし続けるということを理解する必要があります。

厩務員になるには資格は必要?

厩務員になるには資格は必要?

ここでは、厩務員になるための資格の必要性や、キャリアアップするための資格について解説します。厩務員は競走馬に関する専門的な知識が必要となるため、資格は持っておいて損はありませんし、資格が必須な場合もあります。

厩務員を目指すにあたって資格について理解することは必須ですので、ぜひ最後までご覧ください。

①厩務員に資格は不要

厩務員になるために特別な資格は必要ありません。

そのため未経験を募集する求人も多くみられますが、厩舎によっては必須資格や必須経験が定められている場合がありますので、求人をよく確認することが大切です。

②中央競馬場の厩務員になるには資格が必須

JRA日本中央競馬会が運営する中央競馬場で厩務員になるためには、JRAが定める資格が必須です。

資格を取得するためにはJRAが運営する競馬学校を卒業する必要があり、6ヶ月間にわたって厩務員になるための勉強をします。

競馬学校卒業後は、JRA厩務員の採用試験に合格し、厩舎の調教師と雇用契約を結ぶことで、晴れて中央競馬の厩務員として働けるのです。

③調教師になるためにも資格は必須

厩務員のキャリアアップ後の仕事として、「調教師」といった競走馬の調教に携わる仕事が挙げられますが、競走馬の調教に関しては中央競馬・地方競馬ともに資格が必要となります。

中央競馬場と地方競馬場で調教師になるための資格は以下の通りです。

中央競馬場 厩務員課程を修了したのちに、日本調教師会が運営する「調教師試験」に合格する
地方競馬場 JRAもしくは地方競馬教養センターの厩務員課程を修了したのちに、地方競馬全国協会が運営する「調教師試験」に合格する

このように、調教師の資格は中央競馬場と地方競馬場で異なるため、どちらに所属したいのかによって取得する資格が異なることを押さえておきましょう。

厩務員の給料はどのくらい?

厩務員の給料はどのくらい?

ここでは、厩務員の平均年収と調教師にキャリアアップしたときにどのくらいの年収アップに期待できるのかについて詳しく紹介します。所属する厩舎によっても年収は大きく異なりますので、どの厩舎を目指すか迷っている方は要チェックです。

①厩務員の平均年収はどれくらいか

厩務員の全国平均年収は、約337万円です。(参照:厚生労働省 job tag(職業情報提供サイト)「厩務スタッフ」)

JRAの厩務スタッフに関しては、月給は基本給152,000円〜367,000円に加え、諸手当や年2回の賞与、進上金などを合計した金額が年収となります。(参照:一般社団法人 日本調教師会「JRA厩務スタッフの待遇」)

厩務員は厩舎を経営する調教師に雇用される形態であるため「給与」が支給されますが、給与とは別に担当馬が入賞したときの賞金の一部が進上金として付与されることが一般的です。

担当馬の入賞時のボーナスの割合は厩舎によって異なる場合もありますが、JRAでは原則賞金の5%に設定されていますが、JRAの最高賞金は5億円となるため、担当馬が大きなレースで優勝すると進上金だけで2,500万円が支給される夢のある仕事といえます。

②調教師になれば年収アップが期待できる

調教師の全国平均年収は、約551万円です。(参照:厚生労働省 job tag(職業情報提供サイト)「調教師」)

一般的には地方競馬場の調教師よりもJRAの調教師のほうが平均年収が高いと言われており、実績のある有名調教師の年収は1,000万円を超えることも珍しくありません。

以下では、調教師が厩舎を経営するために得る主な収入源をまとめました。

・預託金:馬を管理するために馬主から支払われる費用
・本賞:馬がレースで出走し、勝利したときに得られる賞金
・出走奨励金:管理する馬がレースに出走することで得られる交付金

また、調教師として実績をあげることができれば、実力のある馬を任せてもらえるようになるため、進上金を獲得できるチャンスも高まります。

厩務員の主なキャリアパス

厩務員の主なキャリアパス

厩務員の主なキャリアパスとして、以下の職種が挙げられます。

厩務員から調教師を目指す方が多く、調教師になるためにはどのようなキャリアップが必要なのかをしっかりと理解しておくことが大切です。

それでは、それぞれのキャリアについて解説します。

①持乗調教助手

持乗調教助手になると、厩務員の業務に加えて調教師の指示を受けて調教する「調教助手」の業務をすることができます。

JRAで持乗調教助手になるためには、所属する厩舎の調教師からの推薦のもと試験を受験し合格する必要がありますが、厩務員課程を修了後は持乗調教助手からキャリアをスタートすることが多いです。

②攻専調教助手

攻専調教助手は、調教師の指示を受けながら競走馬を調教する仕事です。

持乗調教助手の業務にて調教師から適性を認められると攻専調教助手として業務をすることができ、調教師が不在の場合は調教の指示を行うなど、補佐業務も担当します。

③調教師

調教師は、馬主から預かった競走馬を管理するために厩舎を経営する仕事です。

調教師になるためには資格が必要となり、中央競馬と地方競馬では以下のように異なる国家資格が必要になります。

中央競馬 JRAが発行する調教師免許
地方競馬 地方競馬全国協会が発行する調教師免許

競走馬の調教はもちろん、厩舎スタッフの雇用やレース選定、新人騎手育成など、競馬に関わる幅広い業務をします。

調教師は狭き門となっており、JRAで行われた2025年度の「新規調教師免許試験合格者」は、125人の受験者のなかで9人のみが試験に合格という結果になっています。

(参照:JRA「2025年度 新規調教師免許試験合格者」)

厩務員に関するよくある質問

ここでは、厩務員に関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。

Q1.厩務員と調教師の違いは?

厩務員と調教師、調教厩務員の主な業務は以下の通りです。

厩務員 競走馬の世話全般をおこない、調教はしない。
調教師 厩舎の運営全般をおこない、馬の調教もおこなう。
調教厩務員 競走馬の世話全般をおこない、調教師の指示のもと調教をすることもできる。

このように、厩務員と調教師の業務は”調教をするか否か”という違いだけではなく、業務内容が大きく異なります。

そのため、いきなり厩務員から調教師を目指すのではなく、厩務員→調教厩務員(調教助手)→調教師というようにキャリアアップしていくのが一般的です。

Q2.厩務員は女性でも活躍できる?

厩務員は体力勝負となる業務も多いため男性のほうが圧倒的に多いですが、女性厩務員も活躍しています。

JAR所属の調教師によって組織されている「日本調教師会」のホームページでは、持乗調教助手としてはたらく原木あかねさんのインタビューが掲載されており、「女性だからといって大変だと私は感じたことはない」と答えていることから、女性でもはたらくことのできる環境であることがわかります。(参照:一般社団法人 日本調教師会「土田 稔厩舎 原木あかね」)

また、2024年度の新規調教師免許試験では、前川恭子さんが初の女性調教師となったことでも話題になりました。

このように、従業員のほとんどが男性だった昔の競馬業界でしたが、現在は女性でも働きやすい環境づくりが進められているのでしょう。

Q3.厩務員はなぜ”やめとけ”と言われる?

ネットで厩務員の仕事について調べていると”やめとけ”と書かれていることもありますが、主な理由は以下の通りです。

厩務員は非常にやりがいのある仕事ですが、決してラクな仕事ではありませんので、後悔しないためにも厩務員の仕事内容についてしっかり理解することが大切です。

厩務員が”やめとけ”と言われる理由や向いている人については以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

Q4.厩務員になるために学校に通う必要はある?

JRAの厩務員になるためには、JRAが運営する競馬学校の厩務員課程を修了する必要があります。

地方競馬場の厩務員になるために学校を卒業する必要はありませんが、調教師になる場合は地方競馬・中央競馬のいずれでもそれぞれ定められている学校の調教師課程を修了する必要があります。

厩務員が最終的に目指すキャリアとして調教師がメジャーですので、学校に通うことを検討することは非常に大切です。

まとめ

本記事では、厩務員の仕事内容や必要な資格、具体的なキャリアパスについて詳しく解説しました。

厩務員は競走馬の世話全般を担当する仕事ですので、1日中競走馬と関わることができることが大きな魅力です。

また、厩務員は調教助手→調教師という順番でキャリアアップを目指すことができるため、日々成長を感じながら自身のキャリアを進めることもできます。

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