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【40代向け】田舎暮らしにおすすめの仕事は?仕事の種類や探し方を解説

40代向けの田舎暮らしにおすすめの仕事は?仕事の種類や探し方を解説

「40代から田舎暮らしを始めるときにおすすめの仕事を知りたい」
「田舎暮らしを始めるにあたって、仕事探しが上手くいくのか不安」

このようなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では40代から田舎暮らしを始める場合にオススメの仕事について解説します。

また、仕事を探すときのポイントや支援制度についても触れていきますので、田舎暮らしを始めるにあたって、仕事に対する不安をクリアにしたい方はぜひご一読ください。

【40代向け】田舎暮らしの仕事事情

40代向けの田舎暮らしの仕事事情

東京都以外の地域への移住を検討している方の割合について以下のような調査結果があります。

「移住予定」または「移住したい」と答えた割合

・男性:48.5%
・女性:28.2%

なお、厚生労働省調べによると全国の平均年収は311.8万円に対し、東京都は375.5万円です。都市圏で生活している方が地方に移住すると、給与が下がる可能性があるので、収入面や光熱費などの支出面をシミュレーションすることが重要です。

参考:東京都在住者の今後の暮らしに関する意向調査|地方創生推進事務局
参考:令和4年 賃金構造基本統計調査 都道府県別賃金(男女計)|厚生労働省

また、厚労省の「令和3年雇用動向調査結果の概況」によると、常用労働者数に対する転職者の割合を示す「転職入職率」は、40代男性は約3%(40~44歳5.4%、45~49歳4.5%)という結果でした。

一方、20代男性は約13%、30代男性は約8.5%でした。女性の場合、40代が約8.5%ですが、20代は約13%、30代は約10.5%であり、男性・女性ともに転職入職率は年代が上がるほど低くなる傾向なのが分かりました。

近年の転職市場は、40代のキャリア採用を積極的におこなう動きも見られていますが、若手層に比べるとまだまだ転職する40代の方は少ない傾向にあるようです。そのため、移住を本格的に検討している方は、慎重に仕事選びをするところから始めましょう。

参考:令和3年雇用動向調査結果の概況|厚生労働省

田舎暮らしを始めるときにおすすめの仕事7選

田舎暮らしを始めるときにおすすめの仕事7選

地方エリアは東京などの首都圏に比べると、求人の種類や数が少ないのが現状です。しかし逆を言えば、仕事の絶対数が少ないからこそ、田舎暮らしにおすすめの仕事を厳選しやすいともいえます。

以下では、田舎暮らしにおすすめの仕事を7つまとめました。

・農業
・畜産業
・酪農業
・動画編集
・YouTuber
・事業継承
・林業、漁業

続いて、これらの仕事が田舎暮らしに向いている理由と向いている人の特徴を解説します。

①農業

現在、農業を始めとした一次産業の担い手は減少傾向にあります。それでも農業を始める人を少しでも増やしていくために、移住支援制度を整備している地方自治体もあります。

さらに、地方によっては移住とセットで就農支援をおこなってくれる自治体もゼロではありません。支援制度について具体的に説明すると、短期間の農業体験や研修などを受講して就農に進みます。就農するタイミングで、農地の貸し付けや農機具の購入補助などの支援を受けられます。

野菜や果物を育てるのが好きで、粘り強く物事に取り組める方には向いている仕事です。

②畜産業

畜産農家とは、牛や豚などの家畜を育て、乳製品や肉、卵などを生産・販売する仕事です。良質な生産物を作れるように、家畜の健康管理や成長具合をコントロールしながら生産物を出荷します。

畜産業は、消費者の食生活を支える重要な役割を担っており、日本の食文化において欠かせない職業です。また、餌となるトウモロコシや牧草を育てたり、家畜の健康状態を管理したりするのも求められる高度な仕事です。

動物が好きで、食文化について高い興味と関心がある方は、畜産業に向いているでしょう。

③酪農業

酪農家とは、乳牛を育て、牛の乳を搾ってチーズやヨーグルトなどの乳製品を作る仕事です。牛の搾乳や牛舎の掃除、牛への餌やり、健康管理なども手がけます。

良質な牛乳を生産するには、牛がストレスフリーで過ごせる環境づくりが重要なので、酪農家は牛を中心とした生活を送らなければなりません。大変な仕事ですが、牛と触れ合うことが好きな方にとって天職と言えるでしょう。

また近年は、農業体験や農産物直売所など、消費者と直接的につながる取り組みを積極的におこなう農家も増えています。消費者と関係性を築くことはファン作りの一環であり、中直的に見ても売上を安定させる方法なのです。

酪農業は、緑豊かな自然に囲まれながら、動物や消費者と関われるやりがいのある仕事です。

④動画編集

動画編集とは、撮影した映像のカットや、テロップ・BGMの挿入などをおこなう仕事です。クライアントから依頼を受けて、確認や修正を繰り返しながら仕事を進めていきます。

近年は、YoutubeやInstagramなどの動画コンテンツはもはや主流なので、動画編集の需要は途絶えることはないでしょう。稼げるクリエイティブ職として人気を集めているので、ライバルが多い世界でもあります。

しかし、パソコンさえあれば、自分のペースで作業を進められるのは大きな魅力です。自然に囲まれた環境で作業をすれば、クリエイティブなアイディアが出やすいかもしれません。

⑤YouTuber

YouTuberとは、自分自身で撮影した動画をYoutubeに投稿し、広告収益によって生計を立てる職業です。Youtubeの収益は、主に動画の再生数で決定されます。

トップユーチューバーになれば、月に100万円以上の収益を得ることも可能ですが、生計を立てられるかどうかは、動画の面白さやクオリティ次第で決まります。

田舎暮らしの魅力が伝わる動画をアップすれば、ライバルである他のYouTuberと差別化ができ、収益化につながるかもしれませんが、数年単位の時間がかかるケースも少なくありません。

夢のある仕事ですが、YouTuber一本で稼ぐのは非常に厳しいのが現実です。

⑥事業継承

事業継承とは、経営者が自分の会社や事業を後継者に引き継ぐことを指します。

多くの地方では、人口減少などの問題から、第一次産業や伝統工業などにおいて、後継者が不足しています。特に伝統工業などの産業系に対して後継者が不足しており、今後なくなる産業が出てくることも予測されています。

事業継承はNPO団体が募集をかけているケースもあり、実際に働いてみてから就職できる事業所もあります。求人サイトなどでは掲載されていないので、運とタイミング次第の部分でもありますが、田舎暮らしをしながら自分に合う産業を見つける道も良いかもしれません。

⑦林業・漁業

林業とは、森林を維持管理しながら、木材を生成する仕事です。また、漁業は魚介類などの水産物を収穫・養殖し、販売する仕事です。

農業よりも絶対数は少ないですが、林業や漁業といった第一次産業を移住とともに始める方向けの支援制度が存在します。実施している自治体は決して多くないので、支援制度を利用したい場合は、制度を設けている地域から移住先を決めるのが一般的です。

そのため、林業・漁業に興味がある方は、支援を設けている地方を探すところから始めてみましょう。

田舎暮らしに合った仕事を探すときのポイント

田舎暮らしに合った仕事を探すときのポイント

次に、田舎暮らしに合った仕事を探すときのポイントを解説します。具体的には、以下のとおりです。

・転職サイトを利用する
・転職エージェントを利用する
・自治体の移住支援を受ける
・地域おこし協力隊に参加する

これらの概要と活用時のポイントを解説しますので、一つひとつ理解していきましょう。

転職サイトを利用する

移住する地域を決めていない場合におすすめしたい方法が、転職サイトの活用です。

転職サイトでは、エリアや給与、仕事内容などの条件を設定し、マッチした求人を自由に探せます。好きな時に利用できるので、自分の好きなタイミングで求人探しができる点も大きなメリットです。

移住先や希望職種が絞れている場合は、地方・業界に特化した求人サイトを利用するのが良いでしょう。求人情報だけでなく、仕事の適性チェックや選考に役立つコラムなども掲載されている点も、転職サイトならではの魅力です。

転職エージェントを利用する

転職エージェントは、プロのキャリアアドバイザーによる求人探し~内定まで、ワンストップでサポートを受けられるサービスです。

専門のアドバイザーが、転職市場の現状や転職活動のノウハウについて色々と教えてくれます。求人紹介だけでなく、面接のコツや履歴書の添削を受けられるのも大きなメリットです。

田舎暮らしに合った求人を探すときは、転職サイトと転職エージェントを併用すれば、自分に合った仕事を効率的に探せるでしょう。

自治体の移住支援を受ける

移住先が既に決まっている場合は、自治体が設けている移住支援を受ける方法がおすすめです。

多くの自治体の窓口では、移住相談や就業サポートを無料で受けられます。生活環境や仕事事情についても聞けるので、移住後の生活をよりリアルにイメージできるでしょう。

ただし、移住支援を受けるときは自治体が定める諸条件を満たしておく必要があります。具体的な条件は自治体ごとに異なるので、事前にチェックしておきましょう。

地域おこし協力隊に参加する

地域おこし協力隊とは、人口減少や高齢化が進むと予測されている地方に移住して、地域ブランドの開発・販売などの地域おこし支援に携わる取り組みです。

活動費として給与が支払われるだけではなく、その地域の方々と関係を築ける取り組みなので、移住先でイチから起業したいと考えている方にはピッタリです。

一方、基本的に各自治体から要望を受けた仕事をおこなうので、必ずしも自分がやりたい仕事とマッチするとは限りません。地域おこし協力隊に参加するときは、あらかじめ活動内容を確認しておくのが重要です。

なお、平均的な活動期間は1〜3年なので、長期間の移住には向いていないかもしれません。

40代から田舎暮らしを始めるなら自然に関わる仕事がおすすめ

40代から田舎暮らしを始めるなら自然に関わる仕事がおすすめ

40代の方が田舎暮らしを始めるなら、農業や酪農業、畜産業といった自然に関わる仕事がおすすめです。

よく勘違いされがちですが、自然に関わる仕事はただ黙々と作業をしていれば良いわけではありません。自治体の農業支援課や農協、近隣の方々と良好な関係性を築くために、十分なコミュニケーション能力が必要です。多くの40代の方は社会人経験も十分に備わっているので、培ってきたコミュニケーション能力を活かして、新たな環境でも周囲と良い関係性を築けるでしょう。

また、40代はこれまでの経験を活かして、新しい物事にも自信をもって取り組める年代です。都会での生活から抜け出して田舎暮らしを始めたいのであれば、田舎暮らしならではの仕事にチャレンジするのをおすすめします。

都会の喧噪から離れて田舎でゆっくり暮らしたい方にとって、農産物や動物に触れ合える時間は、この上なく新鮮で癒しのひとときになるでしょう。新たな生活環境や仕事に慣れるまで時間はかかるかもしれませんが、焦らず取り組めば、きっと良い方向へ進めるでしょう。

これまでの人生経験を活かして、自然に関わる仕事を始めてみてはいかがでしょうか。

自然に関わる仕事を始めるときにおすすめの支援制度

移住先で「農業」「酪農業」「畜産業」を始めるときにおすすめの支援制度を3つ解説します。

多くの自治体では、農業を始めたいと考えている方に対しての受け入れ体制を整備しています。せっかく自然に関わる仕事を始めるのであれば、支援制度をフル活用しましょう。

なお、これから解説する制度は、「農業」「酪農業」「畜産業」を始める際に共通して受けられる制度です。詳しく見ていきましょう。

①農業近代化資金

概要 対象者 支援金
長期かつ低金利で融資を受けられる制度 農業者または農業協同組合等 個人:1,800万円(原則)

法人:2億円(原則)

農業近代化資金とは、農業機械や農業生産施設などを取得するために、JA等の民間金融機関から受けられる融資制度です。

経営を安定させるために長期間かつ低金利で融資を受けられるのが大きなメリットです。施資金は農舎や農機具、家畜の購入、土地改良といったさまざまな投資に活用できます。

②青年等就農資金

概要 対象者 支援金
国が無利子で資金を融資する制度 新規就農者として市区町村から認定を受けた方(原則18歳以上45歳未満)

農業経営を効率かつ安定的に営むための知識・技能を持っている65歳未満

以上に該当する人が役員の過半数を占める法人、農業経営を開始後5年以内の方

3,700万円(特認1億円)

青年等就農資金とは、新たに農業経営を開始する方を対象に、国が無利子で資金を融資する制度です。農業経営に必要な機械や施設の取得、家畜の購入・育成、長期運転資金などに活用できます。

この制度を利用するには、原則として18歳以上45歳未満である必要があります。ただし、農業経営を開始して5年間を経過していない場合は、特例として45歳以上65歳未満でも利用できます。

青年等就農資金の利用を検討するときは、日本政策金融公庫の窓口機関や市町村の農政課、都道府県の普及指導センター、都道府県青年農業者等育成センターに相談しましょう。

③農業改良資金

概要 対象者 支援金
チャレンジ性のある取組みを実施するために必要な資金の借入れ ①農林漁業バイオ燃料法の認定を受けた農業者等

②米穀新用途利用促進法の認定を受けた農業者、製造事業者等

③みどりの食料システム法の認定を受けた農業者等

④六次産業化法の認定を受けた農業者等、促進事業者(中小企業者に限る)

個人:5,000万円

法人・団体:1億 5,000万円

参考:畜産関係融資制度

農業改良資金とは、農業経営の改善を目的として、新たな農業部門や加工事業の開始、新作物・農畜産物の生産・販売方式の導入などを支援するための制度です。日本政策金融公庫が、無利子で貸し付けをおこなっています。

なお、農業改良資金を利用するには、農業改良措置の内容について都道府県知事から認定を受けた経営改善資金計画を作成する必要があります。

まとめ

本記事では、地方に移住し、新たな仕事へ就きたい40代の方向けにおすすめの仕事や求人を見つけるポイントなどについて解説しました。

自然に関わる仕事は数多く存在するので、条件に合ったものに就職したいという方も少なくないでしょう。実際の仕事内容は大変な部分もありますが、自然に触れながら日々を過ごす働き方には唯一無二のやりがいがあるからこそ、自分に合った仕事を選ぶのが最善です。

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