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自然と関わる仕事とは?やりがいや仕事の探し方も解説

自然と関わる仕事とは?やりがいや仕事の探し方も解

自然と関わる仕事には、さまざまな種類が存在します。

本記事では、自然と関わる仕事の具体例や探し方、就職するための方法について解説します。自分に合った自然と関わる仕事を一日でも早く見つけたい方は、ぜひ最後までお読みください。

自然と関わる仕事のやりがいとは

自然と関わる仕事には、単なる仕事を超えて、ライフスタイルそのものを変える可能性が秘められています。緑豊かな環境に長時間身を置き、直接手で自然に触れるような機会は、都会生活ではなかなか実現できないからです。

自然と関わる仕事といっても、動物に触れたり、作物に触れたり、海や天気にかかわったりと、さまざまなものが挙げられます。いずれにしても、満員電車に毎朝揉まれてコンクリートだらけのオフィス街を歩く都会の生活から一変した、非常に人間らしい生活を送れる働き方を実現できるでしょう。

なお、仕事内容に応じて、どのような人が向いているのかも異なります。そのため、自分に合った仕事を見つけるためにも、自然と関わる仕事はどんなものがあるのか知ることが大切です。

自然と関わることができるお仕事10選

自然と関わることができるお仕事10選

それではさっそく、自然と関わる仕事の具体例をみていきましょう。

1.野菜農家
2.酪農家
3.畜産農家
4.園芸師
5.ネイチャーガイド
6.宿泊施設スタッフ
7.インタープリター
8.気象予報士
9.航海士
10.海上保安官

いずれも非常に魅力的な仕事ですが、仕事内容ややりがい、大変なことも全く異なります。あなたに合った仕事を見つけるうえで、ぜひ参考にしてみてください。

①野菜農家

自然と深く関わりたいと考えている人にとって、野菜農家はぴったりの仕事です。なぜなら、農家は土作りから始まり、種まき、作物の管理、収穫、そして出荷まで、植物の一生に関わる仕事だからです。さまざまな種類の野菜を育て、その成長を見守るのは、非常にやりがいのある仕事といえるでしょう。

たとえば、自分で育てた野菜を収穫し、家族や友人にプレゼントできるのは、農業ならではのやりがいです。ただし、農業は天候に左右される仕事なので、台風などの自然災害によって作物が全滅してしまうリスクも存在します。

それでも、苦労して育てた野菜が消費者に喜ばれ、食卓を彩る一端を担える喜びは、何ものにも代えがたいものです。自然の中で働き、自分の手で食料を作り出すことは、都市生活では得られない貴重な経験となるでしょう。

②酪農家

酪農家は、自然の中で動物と触れ合いながら働ける魅力的な仕事です。具体的には、乳牛を育て、牛乳を生産し、ヨーグルトやチーズなどの乳製品を作ります。

酪農家は、牛舎の清掃や餌づくり、健康管理といった牛の世話を365日おこないます。これらの作業は、良質な生乳を作るために何一つも欠かせません。また、乳牛の餌となる牧草を栽培することも重要な仕事の一つであり、広大な土地で草を刈ったり、畑を耕したりするなど、体を使う作業が中心になります。

非常にハードワークではありますが、自然と一体となり、生命の誕生を間近で見られるやりがいのある仕事です。牛が好きな方や、動物と触れ合うことに喜びを感じられる方には向いている仕事といえるでしょう。

③畜産農家

畜産農家は、自然の中で動物と触れ合いながら働ける職業です。牛や豚、羊、鶏といった家畜を飼育し、肉や乳製品、卵などの製品を出荷するための世話をするのが主な仕事です。

また、動物が快適な環境で生活できるように、こまめな健康管理なども欠かせない仕事のひとつです。動物は非常にデリケートなので、病気になると製品の品質に影響が出てしまいます。いわば、畜産農家は動物の健康チェックが売上を大きく左右するといっても良いでしょう。

自分よりも遥かに身体が大きい動物を相手にするので、体力勝負の仕事ではありますが、自然を感じながら働ける代表的な仕事でもあります。動物と根気強く向き合える方や、ルーティンワークをこなせる方に向いている仕事といえるでしょう。

④園芸師

自然に直接触れたい方におすすめしたい仕事は、「園芸士」です。園芸士は、植物の育苗や寄せ植え、造園計画など、植物に関わる幅広い業務をおこないます。家庭の庭を美しくデザインするだけでなく、地域の公園の緑化計画を立てたりするのも仕事のひとつです。

また、園芸の知識だけでなく、植物の生態や土壌の性質など、幅広い知識が必要とされます。園芸士になるためには「生活園芸士資格」という資格が必要です。園芸士の資格を取得すれば、ガーデンプランナーやグリーンコーディネーターなど、キャリアパスの可能性が広がります。

自分の手で植物を育てて誰かに喜んでもらいたい方には、ピッタリの仕事かもしれません。

⑤ネイチャーガイド

自然と触れ合いながら、人々にその魅力を伝えるネイチャーガイドという仕事は、近年注目を集めています。最近は、自然体験を求める人が増えており、特に外国人観光客の需要も高まっているからです。

ネイチャーガイドは、地域の自然環境や歴史、文化などを学び、季節ごとの魅力的なアクティビティを企画・実施します。企画のバリエーションは、春の山菜採り、夏の川下り、秋の紅葉狩りなどとさまざまです。アクティビティを通じて、参加者に忘れられない体験を提供できるのは大きなやりがいにつながるでしょう。

また、ネイチャーガイドになるためには、特別な資格は必ずしも必要ありません。一般的には、地域の自然に対する深い知識と、対人コミュニケーション能力が求められます。ただし、自治体によっては、独自の採用基準を設けている場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

⑥宿泊施設スタッフ

緑豊かな宿泊施設で働くのも、自然に囲まれて働きたいと考えている方におすすめできる仕事のひとつです。

宿泊施設スタッフの主な仕事は、チェックイン・チェックアウトの手続きや客室清掃、食事の提供などです。お客様とのコミュニケーションを通じて、感謝の言葉をもらえるシーンも多いので、やりがいを感じやすい仕事といえるでしょう。

ただし、規模の大きいホテルに就職した場合、都会に配属される可能性がある点には、注意が必要です。自然と関わることが目的であれば、海沿い・山沿いの宿泊施設の求人に応募するのをおすすめします。美しい自然に囲まれながら、お客様との出会いを大切にしたい方には、宿泊施設の仕事が向いているかもしれません。

⑦インタープリター

この職業自体、あまり聞き馴染みがない方も多いのではないでしょうか。インタープリターとは、自然観察ツアーやイベントに参加し、動植物や自然現象などを来場者に分かりやすく解説する職業です。

森林を散策する観光客に植物の特徴や生態を解説したり、星空観察会で星座の物語を語り、伝えたりするのが仕事です。インタープリターになるために特別な資格は必要ありませんが、動植物の生態や地質学など、自然に関する幅広い知識が求められます。

さらに、キャンプでの自然体験プログラムの企画や、自然に関する展示会の運営など、仕事内容は多岐にわたります。説明することが得意で、かつ新しい企画を考え出すのが好きな方に向いている仕事です。

⑧気象予報士

気象予報士は、私たちの生活に密接に関わる、やりがいのある仕事です。主な仕事は、衛星情報やレーダーなどの気象データを分析し、天気予報を作成することです。

私たちが毎日安全な生活を送れているのは、気象予報士が台風や大雨などの自然災害を事前に予測し、情報を発信してくれているおかげでもあります。

気象予報士になるためには、合格率5%前後の厳しい国家試験に合格する必要があります。なお、勤務先は、気象庁や自衛隊、メディア、民間気象会社などとさまざまですが、求人数は多くありません。非常にハイレベルな仕事ではありますが、社会貢献度の高い一生モノの専門職といえるでしょう。

⑨航海士

航海士は、広大な海を舞台に活躍する、ロマンあふれる職業です。船を操縦し、海と密接に関わる仕事であり、大自然の中で働けるのが大きな魅力です。

航海士の主な業務内容は、航路の作成や船の操縦、積荷の管理などが挙げられます。航海計画に沿って船を操縦しながら、気象や海流の変化を常に把握する必要があるので、高度なスキルと知識が求められます。航海士になるためには、専門学校で航海に関する知識を学び、海技士試験に合格する必要があります。

また、航海士の勤務形態は、「2ヶ月乗船したら20日休み」といった長期勤務・長期休暇のサイクルが一般的です。長期休暇中には、旅行や趣味を楽しむなど、充実した時間を過ごせるのも魅力のひとつです。

⑩海上保安官

最後に紹介する仕事は、海上保安官です。海上保安官とは、日本の広大な海域をパトロールし、海の治安や安全を守るという非常に社会貢献度の高い仕事です。

また、巡視船や航空機を使って日本の海域を監視するだけでなく、海上の犯罪を捜査し、解明するのも仕事のひとつです。さらに、大規模な地震や津波などの自然災害が発生した場合も、捜索救助や避難住民のための支援物資の搬送など、人々の生命を守るために重要な役割を担います。

海上保安官になるためには、海上保安大学校や海上保安学校で所定の課程を修了する必要があります。厳しい訓練の下、海に関する専門知識や体力を身につけて初めて海上保安官になれるのです。

海を愛し、人々を助けたいという強い気持ちを持っている方にとって、海上保安官はやりがいのある仕事といえるでしょう。

自然と関わるおすすめの仕事は農業・酪農・畜産

自然と関わるおすすめの仕事は農業・酪農・畜産

前項目で解説した中でも、特に自然と関わることができる仕事は以下の3つとなります。

・農業
・酪農
・畜産

これらの仕事は、自然の魅力を感じられますし、特別な資格も必要ありません。では改めて、これらの仕事の魅力にフォーカスを当てていきましょう。

農業

農業の大きな醍醐味といえば、何といっても自分の手で一から農作物を育て上げる達成感でしょう。

ひとつの農作物を収穫するまでには、かなりの時間と手間が必要です。農地の準備から始まり、種を植え、雑草の除去や害虫対策を行い、適切な肥料を施し、必要に応じて間引きを行う、といった一連の手順を経て、初めて収穫の喜びに到達できるのです。

その作業過程の中で、愛情深く育て上げた野菜や果物を、まるで自分の子どものように見守る感覚を持つ方も少なくないでしょう。自慢の農作物を育て上げることで、「これは自分だから作れた」「自分のおかげでこの作物はよく育つ」という自信を感じられるはずです。

また、多くの野菜農家は家族経営なので、仕事と家庭の時間を両立しやすく、家族と一緒に仕事をしながら成長を共有できるのも魅力です。作業が忙しくない閑散期は、家族と多くの時間を一緒に過ごせるので、家族との絆を深められるでしょう。

酪農

酪農は、単に動物の世話をするだけでなく、命を預かるという責任感も伴う仕事です。朝も早いですし、業務内容も決して簡単ではありませんが、単に「キツイ仕事」という一面だけでなく、やりがいもたくさんある仕事なのです。

毎日繰り返される餌やりや搾乳は単純作業ではありますが、見方を変えれば酪農家の腕の見せ所でもある仕事といえます。たとえば、牛の些細な変化に気づき、原因を見つけ、適切に対処するのは、新人ではできない高度な仕事です。これらを完璧におこなえて初めて、一人前の酪農家として名乗れるのです。

酪農は、体力だけでなく、観察力や判断力、そして動物に対する愛情が求められる仕事です。これらの能力を養い、成長していく過程こそが、酪農業の最大のやりがいなのです。

畜産

畜産業のやりがいは、動物の世話や管理に手間をかけるほど、質の高い製品が出荷できることです。

飼料の配分を変更したり、動物たちが過ごす場所を清潔に保つために手間をかけることは、決して楽な仕事ではありません。しかし、手間をかけた分だけ成果に表れるのが畜産業の面白いところです。たとえば、動物の肉や皮の品質が良くなれば、売上のアップにつながりますし、努力が評価されてコンテストで受賞するケースも少なくありません。

豚肉・牛肉・鶏肉は、私たち人間の身体にも非常に重要な栄養素がたくさん含まれています。いわば、畜産農家は日本の食生活を支えている仕事なのです。

自然と関わる仕事に就くための2つの方法

自然と関わる仕事に就くためには、以下2つの方法を実践してみてください。

・自然関連の資格を取得する
・自然に関わる仕事をしている人から話を聞く

これらの方法を実践すれば、後悔のないかたちで転職活動をおこなえるでしょう。詳しく解説します。

自然関連の資格を取得する

自然と触れ合いながら働きたいと考えている方にとって、資格取得は大きな武器になります。

自然と関わる仕事の中には、環境社会検定やグリーンアドバイザーなど、特別な経験がなくても受験できる資格は多く存在します。資格を持っていれば、自然に関する知識を深められますし、転職活動をおこなう際のアピール材料になるでしょう。

また、必須ではありませんが、自動車免許や船舶免許などの資格があると、仕事の幅が広がる可能性があります。資格取得に励んだ向上心は、企業から高評価をもらえる要素でもあるので、積極的に資格取得に挑戦することをおすすめします。

自然に関わる仕事をしている人から話を聞く

自然と関わる仕事に就きたい理由は、「自然が好きだから」「自給自足の生活を送りたいから」など、人それぞれ異なるかと思います。しかし、実際に自然と関わる仕事に就くためには、どのような準備が必要なのかイメージできますでしょうか?

ネットや書籍で情報収集をすることも大切ですが、実際に働いている人に話を聞くことは、より具体的なイメージを掴むために非常に有効です。なぜなら、ネットや書籍の情報だけでは、仕事内容の細かい部分ややりがい、大変なことなど、リアルな状況を把握することは難しいからです。

具体的には、自治体が実施している農林漁業の説明会、食品・農業就活サミット、OB・OG訪問などがおすすめです。また、仕事の大変なことといったネガティブな側面についても積極的に質問してみましょう。そうすれば、現実とのギャップが埋まり、後悔のないかたちで転職活動を進められるはずです。

自然と関わる仕事を見つける4つの方法

自然と関わる仕事を見つける4つの方法

これまでの内容をふまえて、自然と関わる仕事について理解が深まった方もいるのではないでしょうか。最後に、自然と関わる仕事を見つける4つの方法を紹介します。

1.直接応募する
2.地域おこし協力隊に入る
3.求人サイトを利用する
4.転職エージェントを利用する

これらの方法を押さえれば、あなたにマッチした仕事を見つけられるはずです。具体的にみていきましょう。

①直接応募する

やりたい仕事が明確であれば、企業へ直接応募するのもひとつの手です。求人サイトなどを介さないので、あなたの熱意をダイレクトに企業に伝えられる点が最大のメリットです。

実際、多くの企業は、自社のことをよく調べ、入社したいという強い気持ちを持っている人材を求めています。だからこそ、直接応募をするときは企業について十分にリサーチすることが大切です。

そのうえで、面接の際は「なぜその企業で働きたいのか」「どのような貢献ができるのか」を具体的に伝えましょう。

②地域おこし協力隊に入る

自然と関わる仕事に就きたい方へおすすめしたい2つ目の方法が、地域おこし協力隊に入ることです。

地域おこし協力隊とは、1年から3年までの間で地方自治体の活動を行う団体です。各地域によって活動内容は異なりますが、主に農業や林業、ツアーガイドなどの仕事が挙げられます。主な業務内容は、地元の特産品を使った商品開発や、地域の魅力を発信するイベント企画などさまざまです。

なお、地域おこし協力隊に入るには移住が絶対条件なので、住みたい場所を事前に決めておくことがポイントです。移住先の自治体のホームページなどで募集情報をチェックし、応募要件を確認しておきましょう。

③求人サイトを利用する

自然と関わる仕事を探すうえで、求人サイトはぜひおすすめしたい方法のひとつです。たとえば、農業だけでなく、林業、環境コンサルタント、アウトドアインストラクターなどとさまざまな求人が載っているので、仕事探しの選択肢を広げられる点が大きな魅力です。

また、求人サイトによっては、勤務地や必要スキル、福利厚生などの細かい条件で検索できるので、自分に合った仕事を吟味できるのもポイントです。

「自然と関わる仕事に興味があるけど、具体的にどんな仕事があるか分からない」という方も、まずは求人サイトに登録してみましょう。様々な仕事情報を見ていくうちに、自分のやりたいことが明確になるかもしれません。

④転職エージェントを利用する

自分にマッチした仕事を確実に見つけたい方は、転職エージェントの利用を強くおすすめします。転職エージェントは、キャリアアドバイザーがあなたの希望条件に合った求人を探し、面接対策までサポートしてくれます。

たとえば、「植物を育てながら働きたい」「動物と関わる仕事がしたい」など、漠然とした希望でも、あなたにマッチした求人を探してくれます。求人紹介だけでなく、あなたのスキルや経験、価値観に合った仕事を見つけるためにアドバイスをしてくれるのも嬉しいポイントです。

ただし、ひとえに転職エージェントといっても、むやみに裾を広げるのはNGです。あまりにも多くのエージェントへ登録してしまうと、エージェントからのメールや電話が多すぎて、混乱してしまうおそれがあります。

そのため、自然と関わる仕事を確実に見つけたいなら、自然の仕事を多く取り扱う専門の転職エージェントを利用することが大切です。

まとめ

本記事では、自然と関わる仕事の具体例ややりがい、仕事の探し方について解説しました。

自然と関わる仕事は、未経験から始められるものから専門性が問われるものまでさまざまです。自分に合った仕事を見つけるためにも、なぜ自然と関わる仕事に就きたいのかを明確にするところから始めましょう。

自然と関わる求人を効率的に探したい方は、FarmAgent(ファームエージェント)を利用するのがおすすめです。業界に詳しいキャリアアドバイザーがあなたの経験・スキルに合った求人を探してくれるので、自ら求人を探す手間がかからないのが大きなメリットです。

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