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酪農に向いてる人・向いていない人の特徴とは

【徹底解説】酪農に向いている人・向いていない人の特徴とは

「酪農業に向いている人はどんな人?」
「自分は酪農業に向いているのか自信をもてない」

酪農業を始めるうえで、このような疑問をお持ちではないでしょうか。

本記事では、酪農業に向いている人・向いていない人の特徴を解説します。また、酪農業でしか得られないやりがいについても触れていきたいと思います。

あなたが酪農業に向いているのかをチェックしたい方は、ぜひ最後までご一読ください。

酪農とはどんな仕事なのか

酪農とは、主に乳牛を育てて乳製品の原料になる生乳を生産する農業です。酪農では、搾乳以外にも餌やりや牛舎の清掃、牛の看病などもおこないます。

以下では、酪農業の一日のスケジュール例をまとめました。

時間 仕事
05:00~09:00 牛舎の清掃、エサやり、搾乳
09:00~10:00 朝食
10:00~17:00 畑仕事※合間の時間で昼食
17:00~18:00 夕食
18:00~21:00 牛舎の清掃、エサやり、
エサ作り、搾乳
21:00頃に作業終了

酪農業は、大自然の中で動物と関わる仕事なので、人によって向き・不向きが分かれやすい傾向です。そのため、この仕事を始めるときは、自分が酪農家に向いているのかを十分に見極めることが大切です。

次の項目では、酪農に向いている人・向いていない人の特徴を解説します。あなたがどちらに当てはまっているのかチェックしてみましょう。

酪農に向いている人の特徴10選

酪農に向いている人の特徴10選

酪農に向いている人には、以下のような10つの共通点が挙げられます。

1.動物が好き
2.自然が好き
3.体力がある
4.自己管理ができる
5.朝早く起きられる
6.根気強く取り組める
7.臨機応変に動ける
8.観察力に自信がある
9.経営感覚に自信がある
10.人との交流が少なくても良い

これらの要素に多く当てはまっているなら、あなたは酪農の仕事に向いているといえるでしょう。詳しく解説していきます。

①動物が好き

動物が好きなのは、酪農家を目指すうえでもっとも重要な要素といっても過言ではありません。

酪農家は牛を相手にする仕事なので、動物好きであれば業務が苦ではありませんし、前向きな姿勢で仕事に取り組めるでしょう。

また、牛が体調を崩してしまった時や出産を迎えた時は、一日中牛に付きっきりとなってお世話をする必要も出てきます。

動物が好きであれば、そのような状況を迎えたとしても、肉体的に疲れるだけで、精神的なストレスを感じる心配は殆どないでしょう。

②自然が好き

酪農家は、ほぼ全ての時間を自然の中で過ごすので、自然好きな方が圧倒的に向いています。

自然が好きな方にとって、緑豊かな自然に囲まれて過ごす時間は、都会生活では体験できない癒しのひとときになるでしょう。

また、周りに上司やライバルがいない分、競争意識をもつ必要もありません。豊かな自然を味わいながら、リラックスした状態で仕事に取り組めるでしょう。

小さい頃から自然の中で遊ぶのが好きだった方や、休日は自然の中で過ごす習慣がある方は、酪農の仕事に向いているかもしれません。

③体力がある

酪農業は、牛舎の清掃や餌やり、搾乳などの肉体労働がメインなので、仕事をこなすためには十分な体力が必要となります。

他にも、重い物を持ったりフォークやスコップを持ったりするシーンもあるので、体力だけでなく筋力や握力も必要です。ハードワークだからこそ、酪農業を続けるには十分な基礎体力が必須だといえます。

普段から筋トレで身体づくりをしている方や、サッカーやマラソンなどの運動習慣がある方は、酪農業をこなすだけの体力が備わっているでしょう。

④自己管理ができる

酪農は、大雨や台風などの天候に左右される仕事です。

人間は自然に逆らえないからこそ、天候が急変して仕事が思うように進まなかったとしても、決して焦ってはいけません。その時の状況を一旦受け入れ、冷静に仕事の段取りを組み直す必要があるでしょう。

また、牛の体調が悪くなった時やお産を迎えた時は、早朝や深夜に業務へ取りかかる必要も出てきます。いかなる時もスピーディーに動けるように、早寝早起きを心がけ、過度な飲酒をしないなどの徹底した自己管理が求められます。

⑤朝早く起きられる

酪農家が一日の始まりにおこなう業務は、牛舎の掃除や給餌などです。朝5時頃に起き、朝食を食べたらすぐに業務をスタートさせます。

もし早起きができなければ、牛の健康状態を守るための大切な作業が滞ってしまうので、酪農の仕事は難しいといえます。日頃の生活が朝型な方や、目覚めた後すぐに行動できる方は、酪農業に向いているでしょう。

⑥根気強く取り組める

酪農は、毎日同じような作業を繰り返し、牛の世話をする仕事です。エサやりや搾乳など、ルーティンワークをこなせる根気強さが求められます。

また、牛は体が大きく、こちらの思い通りに動いてくれないことも日常茶飯事なので、粘り強く牛と接する姿勢も大切です。

目先の成果を求めるのではなく、焦らずに長い時間をかけて牛と根気強くコミュニケーションを取れる方が、酪農家に向いているでしょう。

⑦臨機応変に動ける

酪農家には、いついかなる時も焦らず臨機応変に動くことが求められます。なぜなら、牧場では、牛の急病や天候の急変などの想定外の事態が頻繁に起こるからです、

たとえば、牛が突然病気になった場合、慌てず冷静に状況を判断し、適切な処置を施さなければなりません。大雨や台風などの自然災害が発生したときは、迅速かつ適切な対策を練り、牛や牧場を守るのも酪農家の仕事です。

そのため、どのような状況でも焦らず臨機応変に動ける方は、酪農家に向いているでしょう。

⑧観察力に自信がある

酪農業は、牛の体調を日々見守り、適切なケアをおこなうことが必要不可欠です。牛の体調は、日々変化し、小さなサインを見逃すと、大きな病気につながるおそれもあります。

動物は言葉で体調不良を訴えられないからこそ、牛の健康を守るために観察力の高さは非常に重要なのです。

牛の行動や体の変化にいち早く気付き、状況に応じて適切な処置ができる方は、酪農の世界で活躍できる素質を十分にもっているでしょう。

⑨経営感覚に自信がある

酪農は、牛の世話など日々の業務だけでなく、経営的な視点も強く求められる仕事です。

牛は、酪農家の収入源となる大切なパートナーです。どうすれば牛がより多くの良質な生乳を出せるか、業務効率を上げるにはどうすれば良いかなど、常に収益向上のための工夫が求められます。

売上を上げるために、経営計画を立て、経営的な視点をもって物事を考えられる方は、酪農に向いているでしょう。

⑩人との交流が少なくても良い

酪農は、牛と向き合い、黙々と作業を進める時間が長い仕事です。チーム体制で分業する場合もありますが、牛の世話や搾乳などは、基本的に一人で黙々とおこないます。

人と関わる機会は、他の仕事に比べて少ないかもしれませんが、動物との触れ合いでやりがいを感じられる方にとっては、酪農は魅力的な仕事といえるでしょう。

まとめると、酪農業は人との交流よりも動物との触れ合いにやりがいを感じ、一人で黙々と作業をすることに抵抗がない方に向いている仕事です。

酪農に向いていない人の特徴10選

酪農に向いていない人の特徴10選

次に、酪農に向いていない人の特徴を解説します。具体的には、以下のとおりです。

1.動物が嫌い
2.自然が嫌い
3.体力がない
4.自己管理が苦手
5.朝早く起きられない
6.根気強く取り組めない
7.臨機応変に動くのが苦手
8.物事の変化に気づけない
9.経営感覚に自信を持てない
10.人と常に交流をしていたい

これらの要素に1つでも当てはまっている方は、酪農家の道を目指すべきか、一度立ち止まって考えた方が良いかもしれません。詳しく解説します。

①動物が嫌い

酪農の仕事は、牛の世話が中心となるため、動物と触れ合うことが日常です。

動物が嫌いだと、牛の世話が苦痛に感じられ、業務自体がスムーズに進まない可能性が出てきます。また、動物とのコミュニケーションも上手くいかず、仕事自体にストレスを感じてしまうおそれもあるでしょう。

動物が嫌いで極力関わりたくない方は、酪農業を始めるのは避けた方が良いでしょう。

②自然が嫌い

酪農は、広大な牧場でのびのびと牛を育てる、自然豊かな仕事です。しかし、その一方で、天候に左右されやすく、自然と共存する覚悟が求められます。

たとえば、夏の暑い日には牛の熱中症対策、冬の寒い日には凍結対策など、四季折々の自然の変化に対応する必要があります。また、牧場には様々な虫が生息しているので、それらと触れ合う機会も少なくありません。

自然の中で働くことに抵抗がある方や、虫などが極端に嫌いな方には、酪農の仕事は少々ハードルが高いかもしれません。

③体力がない

酪農は、早朝から牛舎の掃除や給餌など、想像以上に体を使う仕事です。

いわばハードワークなので、体力に自信がない場合、業務自体が辛く感じてしまい、仕事が進まなくなってしまう可能性も出てきます。

もちろん、食事改善や筋トレなどで体力をつけることもできますが、一晩寝れば翌日には元気に活動できるような、先天的に恵まれた体力がなければ厳しいかもしれません。

④自己管理が苦手

酪農は自然の中で動物と触れ合う魅力的な仕事ですが、自己管理が苦手な方には向いていないかもしれません。

酪農は早朝や深夜の作業などが必ずあるので、自由なスケジュールで働くことは難しく、体調管理や時間管理が重要です。

たとえば、体調を崩して仕事を休んでしまうと、他の従業員に負担をかけてしまう可能性が出てきます。定められたスケジュールに縛られず、自分のペースで働きたいという方には、酪農業を続けていくのは難しいでしょう。

⑤朝早く起きられない

酪農は、早朝から牛舎の掃除や給餌などをおこなうため、早起きは必須です。起床する時間は牧場によって異なりますが、早いところは3時半、遅いところでも6時半には起きるといわれています。

酪農家には、牛の生活を第一に考えた生活スタイルが365日24時間求められます。普段から夜型の方や生活リズムが安定しない方は、酪農業を続けていくのは難しいかもしれません。

⑥根気強く取り組めない

酪農は、牛が良質な生乳をつくれるように、毎日決められたルーティンワークを繰り返します。

しかし、エサやりや搾乳などの単純作業も、実は牛の状態を細かく観察し、適切に対応する高度な技術が求められます。

根気強さがない方は、すぐに作業に飽きてしまったり、何らかの壁に直面したときにすぐに諦めてしまうおそれがあります。そのため、物事に粘り強く取り組めない方は、酪農家には向いていないでしょう。

⑦臨機応変に動くのが苦手

酪農は、大自然の中で牛と向き合う仕事だからこそ、天候の変化や牛の体調不良など、想定外のアクシデントが頻繁に起こります。

たとえば、牛の出産が予定より早まったり、機械が故障したりしても、臨機応変に対処する必要があります。

もちろん、業務に一つひとつ慣れていけば、誰もが少なからず臨機応変に動けるようになるでしょう。しかし、想定外のアクシデントに対処するのがどうしても苦手な方やパニックになってしまう方は、酪農家には向いていないかもしれません。

⑧物事の変化に気づけない

酪農は、牛の命を預かる責任がある仕事です。特に、牛の健康管理は、酪農家の腕の見せどころ。牛の体調の変化にいち早く気づける観察力は、酪農家にとって不可欠な能力といえます。

たとえば、牛の表情や歩き方、食欲の変化など、些細なことから健康状態の変化を読み解く必要があります。もし、これらの変化に気づけずにいると、病気の早期発見を逃し、最悪の場合は命に関わる事態に発展するおそれもあります。

牛のわずかな変化にも敏感に気づける観察力は、酪農家にとって必須スキルだといえるでしょう。

⑨経営感覚に自信を持てない

酪農は、牛の飼育だけでなく、経営的な視点をもつことも非常に重要です。なぜなら、酪農の収益は、牛の生乳量や質によって大きく左右されるからです。

売上を上げるためには、常に新しい飼料や飼育方法を研究し、生乳の品質向上を目指さなければなりません。経営感覚に自信がない方は、酪農を続けていく中で壁にぶつかる可能性が高いでしょう。

もし、酪農に興味があるけど経営的な視点に自信がない方は、酪農家の方に話を聞いたり、経営学について勉強したりするのをおすすめします。

⑩人と常に交流をしていたい

「酪農」という言葉を聞くと、広大な牧場で牛と触れ合いながら穏やかな日々を送る姿を想像するかもしれません。

実際のところ、酪農は牛と一緒に過ごす時間以外は、一人で黙々と作業をします。分業制を取り入れている大規模な牧場であれば、チームで働く機会もありますが、常に誰かと一緒にいるわけではありません。

人と常に交流していたいという方にとって、酪農業は強い孤独感を感じる可能性が高いです。もし、人と常にコミュニケーションを取りながら働きたいと考えているなら、酪農以外の仕事も検討した方が良いかもしれません。

酪農におけるやりがいとは

酪農におけるやりがいとは

酪農における一番のやりがいは、「動物を相手に仕事ができること」です。

一般的に、酪農は朝が早くて休みも簡単に取れないので、過酷で大変な仕事だと敬遠されがちです。しかし、動物好きにとって動物との触れ合いは癒しそのものですし、牛と心が通じ合った時の喜びは、なかなか味わえるものではありません。

一方、実際の業務内容はかなり地道であり、新人にも出来るような単純作業も存在します。たとえば「効率良く搾乳をするにはどうすれば良いのか」と、業務を一つひとつ突き詰めていくだけでも、自分の成長を実感できる仕事にもなり得るのです。

目の前の仕事にコツコツ取り組み、根気良く向き合うことで、自分の成長を実感できる日がいずれやってくるでしょう。

その時こそ、「酪農業を続けてきて良かった」と思えるかもしれません。

まとめ

本記事では、酪農業に向いている人・向いていない人の特徴を解説しました。

酪農業は、向き・不向きが分かれる仕事ではありますが、仕事を通じて得られるやりがいは、他の仕事では得られない唯一無二のものといっても過言ではありません。

今回、自分が酪農業に向いていることに気づけた方は、酪農業をチャレンジする道を検討なさってみてはいかがでしょうか。

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