03-5730-1331

受付時間 9:00〜18:00(土日祝はお休み)

有料職業紹介 許可番号 13-ユ-309036

牧場の仕事内容7つ!牧場で働くコツやきついと言われる理由を紹介

牧場の仕事内容7つ!牧場で働くコツやきついと言われる理由を紹介

「牧場ってどのような仕事をするの?」
「牧場で働くコツはあるの?」

このような疑問をお持ちでないでしょうか?

牧場の仕事は「動物の飼育」「衛生管理」「生産物の管理」などさまざまです。専門的なスキルや知識が必要なため、仕事がきつく感じる可能性があります。

本記事では、牧場のおもな仕事や働く際に知っていると役立つことを解説します。

牧場の仕事に興味がある方のお役に立てれば幸いです。

牧場の仕事内容7つ

牧場の仕事内容7つ

牧場の仕事内容を7つ紹介します。

・家畜の飼育管理
・搾乳作業
・繁殖管理
・設備や機械の管理
・生産物の管理や出荷
・衛生管理
・観光客への対応

動物の飼育管理

牧場の仕事のひとつに動物の飼育管理があります。具体的な仕事内容は以下のとおりです。

仕事内容 詳細
えさやり・水の補給 ・動物が健康に育つために栄養バランスの取れたえさと水分補給する

・季節や成長段階にあわせてえさの種類や量を調整する

飼育エリアの掃除や寝床の管理 ・動物が快適に過ごせるよう飼育エリアや寝床の環境を整える

・日々の掃除は感染予防やストレス軽減に効果がある

動物の健康チェック 毎日の行動や外見を観察し、体調不良やけがの発見につとめる
えさの管理や牧草の収穫 えさの在庫管理や補充、牧草の収穫をする

飼育管理は、動物の健康を整えます。日々のかかわりが、動物の体調不良をはじめとする異変に気づくきっかけになります。

搾乳作業

搾乳作業は、牛の健康と生産される牛乳の質を保つために大切な作業です。通常、朝と夕方で2回以上おこないます。

決まった時間に毎日搾乳しないと、乳房炎という病気のリスクが高まります。乳房炎になると、牛乳の質が落ちたり、牛の命に関わったりする恐れがあるため注意が必要です。

搾乳のときは、搾乳機を消毒して使用します。乳房炎を予防するために、乳房やその周辺のこまめな掃除も不可欠です。

牛乳の品質を保つために、搾乳する物品や場所の衛生管理には厳しい基準があるため、細心の注意が求められます。

繁殖管理

牧場での繁殖管理についてみてみましょう。

内容 具体例
発情の観察 ・発情期を見極める
・発情のサインを確認する
繁殖の計画 ・動物の健康や繁殖サイクルにあわせた計画を立てる
人工授精の実施 ・実施するタイミングを確認する
自然交配のサポート ・適したペアリングをおこなう
・環境を整える
妊娠中の健康管理 ・妊娠中の体調を確認する
出産の立ち会い ・出産が近づいたら見守りを強化する
・出産のサポートをする
子どもの健康管理 ・生まれたばかりの子どもの健康管理や栄養のサポートをする
繁殖データの記録や分析 ・繁殖の記録を残し、次回の計画に役立てる

繁殖管理は、牧場の生産性の向上や持続的な経営の観点からも大切な業務です。それぞれの健康状態や適切なタイミングの処置などが必要なため、時間外の呼び出しの可能性もあります。

設備や機械の管理

牧場では、効率的な運営や動物の健康を支えるために設備や機械の定期的な管理が欠かせません。

搾乳機やえさやりの機械など、よく使うものが故障すると全体の作業に支障が出ます。定期的なメンテナンスが、機械の故障や事故のリスクを減らし、作業の効率を上げます。

消毒や定期的な部品交換など設備の劣化を防ぐ対策も必要です。

牧場では、動物の飼育だけでなく機械や設備に関する知識や技術を習得することも大切な仕事のひとつです。

生産物の管理や出荷

牧場には、牛乳や肉など生産物を管理し、出荷する役割があります。くわしくみてみましょう。

・品質管理
・冷蔵保存
・在庫管理
・ラベル貼り/包装
・出荷スケジュールの調整
・輸送準備

生産物を新鮮で高品質な状態を保つことが重要です。それぞれの工程ごとに管理の基準を設け、適正に管理します。

生産物の管理や出荷を適切にすることで、信頼性の高い製品が提供され、消費者との信頼関係につながります。

衛生管理

牧場の衛生管理は、動物の健康や生産物の品質を守るために欠かせない仕事です。

作業 具体例
飼育エリアの掃除や消毒 ・糞尿の汚れを取り除く
・定期的に消毒する
飲み水の管理 ・動物へ提供する水の水槽を定期的に掃除する (汚れた水は病気の原因になる)
えさの管理 ・こぼれたえさや汚れがたまらないように掃除する
・カビや害虫が発生しないよう適切な管理をする
搾乳機の衛生管理 ・機械の洗浄や消毒をする
従業員の手洗い・衛生対策 ・動物と接する前後の手洗いを徹底する
・清潔な服装や手袋を着用する
動物の病気を防ぐ感染対策 ・消毒マットを設置する
・訪問者の制限や消毒を徹底する
・作業服を使用する
・動物のワクチン接種をする

適切な衛生管理は、動物の病気を予防し、生産性の向上につながります。

観光客への対応

観光牧場の場合、観光客への対応はおもな業務のひとつです。牧場の魅力を伝え、動物や自然の触れ合いをとおし、次のように楽しく体験してもらうことを目指します。

・乗馬の補助をする
・イベントを企画する
・牧場のツアーガイドする
・えさやりの仕方を教える
・搾乳体験のサポートをする
・牧場製品の販売や飲食を提供する
・ふれあいコーナーで触れ合い方を教える

観光客への対応は、自身の牧場の仕事や動物への理解が深まるきっかけになります。

牧場で仕事をするときの1日のスケジュール

牧場で仕事をするときの1日のスケジュール

牧場で仕事をするときの1日のスケジュールの例をみてみましょう。

時間帯 業務内容
4:30 朝の搾乳作業、飼育エリアの清掃
6:30 朝食、機械のメンテナンス
8:00 えさやり、健康チェック
10:00 牧草地の管理、そのほかの作業
15:00 子牛の世話、繁殖管理、夕方の準備作業
16:30 夕方の搾乳作業
18:30 夕食、記録整理
20:00 最終チェック、翌日の準備

1日のスケジュールは「牧場の種類」「季節」「飼育している動物」などによってことなります。

早朝から始まり、夜遅くまで作業が続く場合もあります。時期や動物の体調により、スケジュールが変わることがあるため、くわしくは牧場に確認してみてください。

牧場の仕事内容がきついと言われる理由

牧場の仕事は、次のようなことが原因できついと言われることがあります。

・長時間労働になることがある
・体力的な負担がある
・けがのリスクがある
・衛生面の課題がある
・技術習得が難しい
・精神的負担がある
・牧場の仕事の給料が低い可能性がある

動物の世話をする責任感や、体力的な負担があることなどからきついと感じるでしょう。しかし、専門的な知識や技術を習得でき動物の成長にやりがいを感じられます。

きついと言われる理由や対処法をさらにくわしく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

内部リンクへ(牧場 仕事 きつい)

牧場・酪農・畜産の仕事

ここでは「牧場」「酪農」「畜産」の仕事やおすすめな理由を紹介します。

牧場・酪農・畜産の仕事とは

「牧場」「酪農」「畜産」の仕事をそれぞれみてみましょう。

分野 内容
牧場 ・「牛」「馬」「羊」などの飼育

・広い敷地で健康管理や放牧をおこなう

酪農 ・乳牛の飼育や牛乳の生産

・搾乳や乳の加工、牛の健康管理などをおこなう

畜産 ・「牛」「豚」「鶏」などの飼育や食肉の生産

・飼育管理や衛生管理をおこなう

「牧場」「酪農」「畜産」の仕事は、動物の飼育や生産物の衛生管理などさまざまな業務があります。

牧場・酪農・畜産の仕事がおすすめな理由

「牧場」「酪農」「畜産」の仕事がおすすめな5つの理由をご覧ください。

理由 内容
自然の中で働くことができる 広大な自然の中で季節を感じながらはたらけるため、リフレッシュが期待できる
動物と触れ合える 動物の世話をとおし、成長や変化を感じる喜びがある
食の生産に携われる 乳製品や肉など「食」の生産に携われ、やりがいを感じる
専門知識や技術が身に付く 動物の飼育や衛生管理など専門的な知識や技術を習得できる
地域に貢献できる 雇用をささせたり、地域のイベントに参加したりすることで地域と密接にかかわりながら仕事ができる

これらの仕事は、自然や動物に囲まれ、専門知識をいかしながら働けます。さらに、食の生産にかかわることで、やりがいや責任感を実感できるでしょう。

牧場で働くためのコツ5つ

牧場で働くためのコツ5つ

牧場で働くためのコツを紹介します。

・研修プログラムに参加する
・牧場でのインターンシップやアルバイトに応募する
・各地の酪農ヘルパー養成研修に参加する
・自治体の移住サイトで募集がないか調べる
・転職サイトで仕事を探す

それぞれくわしくみてみましょう。

研修プログラムに参加する

牧場で働くために、動物の世話や機械の取り扱いなどを理解するためのJAなどが主催する研修プログラムに参加することがおすすめです。

研修では、つぎのようなテーマを学べます。

項目 内容
動物の飼育・健康管理 ・動物ごとの特徴や習性を学ぶ
・エサの与え方や健康チェックのポイントを学ぶ
機械の設備・操作方法 ・搾乳機やえさや機の操作やメンテナンス方法を学ぶ
衛生管理 ・清掃や消毒の方法を学ぶ
・感染予防の取り組みを学ぶ

研修プログラムに参加して、牧場の仕事に必要な知識や技術を習得してみてください。

牧場でのインターンシップやアルバイトに応募する

牧場で働きたい場合は、牧場のインターンシップやアルバイトをしてみることをおすすめします。実際のスケジュールにあわせて働くことで仕事の状況がわかりやすいからです。

それぞれの地域のJAや牧場のサイトでインターンシップやアルバイトを募集してます。

牧場によっては、ホームページ上に情報がない場合もあるため、気になる牧場には問い合わせてみましょう。

季節や牧場の種類などによって募集が少ないことがあるため、仕事がみつからないときは時期をずらして探してみてください。

各地の酪農ヘルパー養成研修に参加する

牧場で働くには、酪農ヘルパーの養成研修に参加する選択肢があります。酪農ヘルパーとは、酪農家のサポートをする仕事で、酪農家が休暇をとるときや繁忙期など忙しいときに仕事を手伝う役割です。

初心者でも一定時間の座学や実技の研修を受けると酪農ヘルパーの認定を受けられます。酪農ヘルパーの制度には、段階があるため、上を目指すことも可能です。

研修では、動物の飼育方法や機械の操作方法など牧場で働くうえで大切な知識が学べます。

自治体の移住者向けのホームページで募集がないか調べる

牧場で働きたい場合は、地方自治体の移住向けのホームページを調べてみましょう。牧場の仕事が盛んな地域では、移住を希望する方向けに、自治体の移住者向けのホームページに仕事の募集がのっていることがあります。

地域おこし協力隊として、酪農関係の仕事の募集をしている場合があり、未経験者でも仕事につきやすい可能性があります。地域おこし協力隊についてくわしく知りたい方はこちらの記事もぜひご覧ください。(内部リンク 田舎 移住 仕事)

地方移住のサイトでは、牧場の仕事に関する情報だけでなく、移住に役立つ支援に関する情報が得られるため参考にしてみましょう。

転職サイトで仕事を探す

転職サイトでも、牧場の仕事に関する求人がのっています。さまざまな地域の牧場の仕事に関する情報を比較できるためおすすめです。

FarmAgent(ファームエージェント)では、豊富な求人情報を紹介しています。専門のキャリアアドバイザーが、希望や条件に沿って転職のアドバイスをいたしますので、酪農や牧場の転職に興味がある方は、お気軽にぜひ一度ご相談ください。

まとめ

牧場の仕事は「動物の飼育」「衛生管理」「生産物の管理」など幅広いです。そのため、それぞれに関する専門的な知識や技術が求められるため、最初はつらく感じる可能性があります。

しかし、動物の成長を感じたり、自分の仕事が多くの人の「食」を支えたりすることからやりがいや達成感も感じられるでしょう。

牧場の仕事に興味がある場合は、インターンシップや研修などに参加してみるのもおすすめです。

無料!転職サポートに登録

新着求人