03-5730-1331

受付時間 9:00〜18:00(土日祝はお休み)

有料職業紹介 許可番号 13-ユ-309036

Jターン転職とは?メリットデメリットやJターン転職の進め方4つ

Jターン転職とは?メリットデメリットやJターン転職の進め方4つ

「Jターン転職ってなに?」
「Jターン転職のメリット・デメリットは?」

地方移住に興味があり、メリット・デメリットを含めJターン転職について知りたいとお考えではないですか。

本記事では、Jターン転職のメリット・デメリットやJターン転職の進め方を4つ解説しますので、Jターン転職について興味がある方の疑問の解決につながれば幸いです。

Jターン転職とは地元ではない地方都市で転職すること

Jターン転職とは、地方出身者が進学や就職で都市部に出たあとに、地元ではなく地元に近い地方へ転職・移住することです。

例えば、地方出身者が大学進学のために東京に出て、そのまま就職したのちに、生まれ育った都道府県の県庁所在地に移住し、転職するケースがあります。

地元に近い地方都市へ転職する点が「地元へ戻るUターン転職」や「生まれ育った場所以外の地方へ移住するIターン転職」との違いです。

参考:用語

Jターン転職のメリット

Jターン転職のメリット

Jターン転職のメリットは次の通りです。

それぞれみてみましょう。

地方都市で生活コストがおさえられる

Jターン転職のメリットは、生活コストが抑えられる可能性があることです。一般的に、家賃や駐車場代は、都市部よりも地方の方が安い傾向があります。

同じ家賃でも広い家を借りられたり、住居にかかる費用がおさえられたりするのは地方に移住したくなる理由のひとつです。

総務省の「消費者物価地域差指数」によると地方は都市部に比べ食料品や日用品などの物価が安い傾向にあります。直売所や市場などでは、比較的安い値段で新鮮な食材が手に入ります。

移住者向けの助成金や住宅手当が支給される自治体もあり、初期費用をおさえて地方での生活をスタートできるのも魅力です。

自然豊かな環境で子育てができる

自然豊かな環境で子育てができるのは、Jターン転職のメリットです。地方都市では、都市部のような過密な環境を避け、のびのびと子育てができます。

例えば、地方では、公園や遊び場の敷地が広く、自由に遊べる環境があります。山・海などの自然が近く、キャンプやハイキングなどのアウトドアを気軽に楽しめるのも地方暮らしの魅力です。

学校や保育園・幼稚園でも人数が少なく、小規模なクラス編成がされている場合があり、先生のサポートが手厚い可能性があります。

子どもが自然と触れ合いながら、健やかに成長できる環境は、子育て世代にとって重要なポイントです。

都会の便利さを適度に残せる

Jターン転職の特徴は、地方の落ち着いた環境を手に入れつつ、都会の便利さを適度に残せることです。

地方都市は、新幹線や高速道路など交通のインフラが整っている場合が多く、大都市へのアクセスがしやすいでしょう。

田舎暮らしでは、公共交通機関が発展しておらずマイカーが必要な場合があるのに対し、地方都市では、車がなくても公共交通機関だけでの生活が可能な場合が多いのも魅力です。

ショッピングモールや大型スーパーでは都市部ほど混雑していないことが多く、買い物や娯楽も楽しめます。

地方都市では医療機関や学校の選択肢があり、自然環境に近づけるものの、都市部と変わらない利便性を保つことができます。

地域特有のコミュニティや文化に触れられる

Jターン転職では、地域特有のコミュニティや文化に触れられるのがメリットのひとつです。地方都市では、都市部よりも地域のつながりや伝統行事など地域の人々とのつながりが生まれやすい可能性があります。

地域のイベントや自治会の活動を通し、地元の人々と関わりながら生活できるのは都市部ではなかなか味わえない魅力のポイントです。

オフの日には、釣りや登山などアウトドアを気軽に楽しめるのも地方都市へ移住する理由と言えるでしょう。

Jターン転職を通し、農業や観光などその地域の特色を生かした仕事に関わることも可能です。

Jターン転職のデメリット

Jターン転職のデメリット

Jターン転職のデメリットをみてみましょう。

それぞれ解説します。

給料が下がる可能性がある

Jターン転職のデメリットは、給料が下がる可能性があることです。内閣府によると、地方と都市圏の平均賃金は、月8万円程度の差があるとされています。そのため、同じ職種でも年収が大幅に下がるかもしれません。

ボーナスの減少や昇給の機会が減る恐れがあり、これが都市部との収入の差が生じる要因です。

キャリアチェンジをしなくてはいけない場合は、今までの経験がいかせないのも給料が下がる理由です。

ただし、家賃や食費をはじめとする生活費も抑えられるため、収入が下がっても生活レベルを維持できる可能性もあります。

参考:第1章 第3節 地方の賃金・生産性向上に向けた課題 – 内閣府

職種が限られる恐れがある

Jターン転職では、都市部に比べ選べる職種が限られる恐れがあります。地方都市は東京や大阪のように多様な業種が集まっているとは限らず注意が必要です。

例えば「IT」「金融」「コンサルティング」「広告」関係の業種です。都市部と比べ地方都市では、求人の数に限りがあり転職が難しい可能性があります。

その一方で「製造業」「農業」「観光業」など地方都市での需要が高い業種の求人は多く、転職先の選択肢として考えるのがおすすめです。

同じ業種であっても地方では、働き方が変わるかもしれません。都市部の大企業ではそれぞれが専門職として業務するのに対し、地方の中小企業ではひとりで複数の業務を担当しなくてはいけない場合があります。専門的なスキルよりも総合的な視点が求められるケースがあります。

転職先の求人情報をリサーチし、自分のスキルがいかせる仕事があるかどうかを事前に確認しましょう。

地域の文化やコミュニティに適応するのが難しい可能性がある

Jターン転職で地方に移住した場合、地域の文化やコミュニティに適応するのが難しいと感じるかもしれません。

都市部では近所付き合いが少なく、プライベートを重視するライフスタイルが一般的です。しかし、地方では地域のつながりが強く、近所付き合いが必要なケースも少なくありません。

例えば、地域の行事や自治会への参加です。慣れていない人にとっては負担に感じる可能性があります。地域の人も、新しく入ってきた人がどのような人なのかうかがっているため最初は打ち解けるのが難しいでしょう。

無理に始めから打ち解けようとするのではなく、最初は簡単なあいさつから始めてみましょう。適度に地域の行事に参加しながら、自分にあった距離感を保つことが地方での生活には大切です。

牧場・酪農・農業系の仕事という選択肢

牧場・酪農・農業系の仕事という選択肢

地方に移住すると、希望する職種の求人がなかったり、求人の数が少なく仕事が見つからなかったりするリスクがあります。そこで「牧場」「酪農」「農業」の仕事を選択肢に入れることをおすすめします。

地域の産業であり、求人が多い可能性があるからです。さらに後継者不足という問題を抱える自治体もあり、新規の就農者に向けたサポートが手厚い市町村もあります。

「牧場」「酪農」「農業」の仕事は、体力が必要ですが、自然に囲まれた環境で働くことができ、食の安全に関われるのが魅力です。

知識や技術を習得でき、将来的には、事業継承や独立などで経営のチャンスもあります。

Jターン転職の進め方4つ

Jターン転職の進め方を4つ説明します。

それぞれみてみましょう。

転職の理由を明確にする

Jターン転職を成功させるためには、転職の理由を明確にすることが重要です。理由があいまいだと、転職したあとに「こんなはずではなかった」と後悔する原因になります。

Jターン転職を希望する理由の具体例をみてみましょう。

さらに、現在の生活や仕事で不満に感じている点も次のようにピックアップしてみます。

大切にしたいものや、ゆずれる条件など優先順位を整理するのが大切です。Jターン転職のメリット・デメリットをふまえ、Jターン転職の理由を明確にすると転職後のミスマッチを防ぐのに役立ちます。

仕事の選択肢を確認する

Jターン転職では、仕事の選択肢を事前に確認するのが不可欠です。都市部と比べ、地方は求人の数に限りがあったり、業界によっては求人がなかったりする恐れがあるからです。

自分の経験がいかせる仕事があるかどうかをリサーチしましょう。もしない場合には、どのようなスキルが地方での転職で役立つのかも調査することをおすすめします。

Jターン転職でいかせる資格やスキルをあらかじめ取得しておくのも仕事をみつけるために有効です。

地方特有の産業(農業・観光・製造など)を選択肢に入れてみてください。仕事の選択肢が広がり、求人がみつかりやすくなります。

支援制度を確認する

Jターン転職を希望するときは、地方自治体や国がおこなっている支援制度を確認しましょう。支援制度を活用すると、補助金や転職支援などのサポートが受けられ、移住や転職の負担を軽減できる可能性があります。

例えば「移住支援金」では、東京圏から地方へ移住して就職する人を対象に支援金が出ます。ただし、条件があるためご自身が該当するかは移住先の移住担当窓口に相談してみてください。

それぞれの自治体でも移住にかかる費用を負担したり、ある一定の期間、住宅手当がでたりなど独自の移住支援の制度を設けているケースがあります。です。

移住後の生活をよりリアルに知るための移住体験ツアーを実施している自治体もあります。移住の希望者向けに中長期で滞在できる宿泊施設があり、比較的安い料金で利用できます。

移住の支援制度を活用し、経済的な負担を軽減したり、理想と現実のギャップを少なくしたりするのがJターン転職を成功させるために大切です。

参考:起業支援金・移住支援金 – 地方創生

実際に現地を訪問する

Jターン転職を決断する前に、実際に現地を訪問しましょう。生活環境や職場の雰囲気などインターネットや資料だけではわからないことを確認するのが、移住後のギャップをうめるのに重要だからです。

例えば、スーパーや病院の距離、実際の公共交通機関の利便性を確認してください。

季節ごとに気候が異なり、雰囲気が変わる可能性もあるため、できればさまざまな季節でその土地を訪れてみるのもいいでしょう。

転職の候補先を訪問してみて、労働環境や職場の雰囲気を確認するのも大切です。会社ごとに文化やルールが違うため、自分に合うかどうか見極める必要があります。

自治体が主催する移住体験ツアーがある場合には、ぜひ参加してみましょう。先輩移住者の体験談や地域の人と交流を通し、リアルな情報を得られる可能性があります。

まとめ

Jターン転職は、地元ではない地方都市で新たに仕事を見つけ移住する転職のスタイルです。都市部の利便性を残しつつ、地方ならではの落ち着いた環境や生活コストをおさえるのが特徴です。

Jターン転職は、自然環境が身近になりつつ、都市部とのアクセスの良さや利便性を残せます。その一方で、給料の減少や仕事の選択肢の少なさなどデメリットもあります。

Jターン転職を成功させるためには、転職の理由を明確にして、事前にしっかり情報することが大切です。

都会と地方のバランスを取りながら新しいライフスタイルを実現するために、準備を整えましょう。

無料!転職サポートに登録

新着求人