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畜産職の公務員の仕事内容とは?倍率や参考書、勉強方法も理解しておこう

畜産職の公務員の仕事内容とは?倍率や参考書、勉強方法も理解しておこう

「畜産職の公務員の仕事内容は?」
「畜産職の公務員試験を受ける前に知っておくべきことは?」

畜産職の公務員を目指すなかで、このような悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、畜産職の公務員の仕事内容や試験を受ける前に知っておくべきことなどについて詳しく解説します。

年収や倍率、参考書などの気になるポイントも解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

畜産職の公務員はどんな仕事内容なのか

畜産職の公務員はどんな仕事内容なのか

まずは、畜産職の公務員の仕事内容について紹介します。

畜産職の公務員を目指す方法としては、農林水産省に就職するだけではなく、地方農政局や独立行政法人を目指す方法もあります。一つひとつ理解を深めていきましょう。

①農林水産省「消費・安全局」

農林水産省に属する「消費・安全局」は、畜産物の安全性の確保や家畜衛生の向上を目的とした組織です。

具体的には、以下のような業務を担当します。

仕事内容 仕事の概要
畜産物の安全性確保 動物用医薬品・飼料の安全性確保
  • ・使用基準・安全基準の設定
  • ・調査・指導
獣医師及び獣医療に関する政策
  • ・獣医師国家試験の実施や免許の交付
  • ・獣医師の動向把握や産業動物獣医師の確保
薬剤耐性(AMR)対策
  • ・国際機関や人分野と連携した薬剤耐性対策
牛トレーサビリティ制度
  • ・立入検査、勧告、命令を通じた制度の信頼性の確保
家畜衛生の向上 国内の伝染性疾病の防疫
  • ・都道府県の家畜保健衛生所と連携し、発生予防やまん延防止の実施
  • ・発生状況の調査、飼養衛生管理基準の遵守の指導
  • ・農場HACCP認証制度による衛生管理の推進
海外からの疾病の侵入防止
  • ・空海港における水際検疫の強化
  • ・近隣諸国・OIE等国際機関との連携
  • ・各国との輸出入検疫協議

参照:農林水産省 本省|消費・安全局の業務内容(農林水産省)

牛肉の生産場所や生産時期などを把握するための「トレーサビリティ制度」の管理・運用、各都道府県の職員を対象とした防疫実習、国際会議への出席など、さまざまな人と関わりながら仕事を進めることが多いとされています。

②農林水産省「畜産局」

農林水産省に属する「畜産局」は、畜産物の生産振興や経営安定対策、流通の合理化、消費拡大を目的とした組織です。

具体的には、以下のような業務を担当します。

仕事内容 仕事の概要
生産振興・経営安定対策 生産現場の生産性向上
  • ・家畜の能力向上、飼養管理方式の改善
  • ・畜産経営の規模拡大、機械化の推進
  • ・自給飼料の生産拡大、耕畜連携
経営安定対策による安定供給
  • ・畜種別の赤字補填等の経営安定対策や
  • ・配合飼料価格安定制度の運用
  • ・畜産物の需給調整対策(国家貿易等)
畜産物の流通合理化・消費拡大 消費拡大対策
  • ・畜産物の高付加価値化、6次産業化
  • ・和牛や牛乳乳製品をはじめとする畜産物の輸出拡大
流通の合理化
  • ・食肉センター、牛乳処理施設などの流通施設の整備・統合による流通コストの低減

参照:畜産局の業務内容|畜産局の業務内容(農林水産省)

畜産物の生産現場を支えるため、乳牛の搾乳を自動化するための「搾乳ロボット」の導入や、国産飼料の増産、飼料用米を活用した畜産物のブランド化、和牛統一マークによる海外輸出の促進など、国内外にアプローチしながら進めていきます。

③動物検疫所(家畜防疫官)

動物検疫所(家畜防疫官)とは、海外からの伝染性疾病の侵入を防止し、畜産業の振興と公衆衛生の向上を目的とする仕事です。

動物検疫業務では、主に以下の法律に則って業務を進めます。

法律名 法律の目的
家畜伝染病予防法 家畜の伝染性疾病(寄生虫を含む)の発生を予防・まん延を防止対策し、畜産の振興を図る
狂犬病予防法 狂犬病の発生を予防・まん延を防止、撲滅し、公衆衛生の向上および公共の福祉の増進を図る
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律 感染症の予防および感染症の患者に対する医療に関し必要な措置を定め、感染症の発生を予防・まん延の防止を図り、公衆衛生の向上及び増進を図る
水産資源保護法 水産資源の保護培養を図り、その効果を将来にわたって維持し、漁業の発展に寄与する

参照:動物検疫業務に係る主な法律|動物検疫所の概要(農林水産省)

④地方農政局

地方農政局は、生産現場や消費現場により近い国の機関として、以下の内容を地域の実情に合わせて対策する農林水産省の地方支分部局です。

1.食料・農業・農村に関する施策の普及・地域の実態の把握
2.食品の安全性の確保のための監視・指導と消費者行政
3.主要食糧業務の実施
4.食品産業行政の推進
5.生産および経営を通じた農業施策の一体的な推進
6.農村および中山間地域の振興
7.農業農村整備事業の実施・指導・助成
8.統計の作成および提供

参照:地方農政局とは|地方農政局の概要(農林水産省)

地方農政局では、現場から得られた情報を農林水産省へ伝達するとともに、各法律に基づく指導・監督や、補助金申請の審査なども担当します。

⑤独立行政法人「農林水産消費安全技術センター」

独立行政法人「農林水産消費安全技術センター」は「FAMIC」とも呼ばれ、食の安全と消費者の信頼を確保することを目的とした農林水産省所管の独立行政法人です。

FAMICでは肥料・土壌・農薬・飼料・ペットフード・食品表示など、さまざまな食品に関われます。

なお、独立行政法人の職員はすべてが公務員の身分となるわけではありませんが、FAMICの職員はすべて国家公務員の身分を有しています。

参照:独立行政法人農林水産消費安全技術センター(FAMIC)

⑥地方公務員の畜産職

地方自治体の公務員として、畜産職に関わることもできます。

地方自治体には地域によってさまざまな畜産職の仕事が用意されているため、幅広い選択肢から仕事を選ぶことが可能です。

たとえば、宮城県では県内の畜産業の生産性を高めて収益性の高い畜産経営を推進するために、家畜畜産物の生産振興・流通等の施策に関する企画、立案を行い、草地開発整備、自給飼料生産、畜産環境の整備などを実施しています。

ただし、地方自治体が毎年求人を出しているとは限らないので、各自治体のホームページなどで募集要項などについては確認しましょう。

参照:獣医系技術職員・畜産系技術職員の業務内容をご紹介します!|農林水産省

畜産職の公務員に採用されるために押さえるべきポイント

畜産職の公務員に採用されるために押さえるべきポイント

畜産職の公務員に採用されるために押さえるべきポイントは以下の通りです。

それぞれのポイントについて、詳しく解説します。

①畜産公務員の受験資格を理解する

まずは畜産職の公務員になるための受験資格をチェックすることが大切です。

受験資格は採用先によって異なる場合がありますが、たとえば農林水産省畜産系技術職員の受験資格は以下の通りとなります。

  1. 大学を卒業した者及び2025(令和7)年3月までに大学を卒業する見込みの者
  2. 畜産に関する課程を有する短期大学を卒業した者及び2025(令和7)年3月までに当該短期大学を卒業する見込みの者

畜産職の公務員になるためには、学歴制限は基本的にありませんが年齢制限がある場合もあるため、各都道府県の募集要項を確認しましょう。

②過去問を各ホームページでチェックする

畜産系の公務員試験の過去問は、農林水産省公式HPや各都道府県公式HPなどで公開されています。

地方自治体で畜産職の公務員試験を受ける場合は、「畜産 公務員試験 過去問 〇〇(都道府県・自治体)」で検索するとヒットします。

③「畜産ハンドブック」を参考書として活用する

「畜産ハンドブック」は、畜産に関する情報を網羅した書籍で、畜産の全貌と新たな畜産行政などを理解できます。

公務員試験・関連企業入社試験を目指す人のための受験参考書として作られたため、畜産系の公務員を目指す方の必須書籍としても知られていますし、実際に自治体や現場技術者としてはたらき始めた後でも役立つ情報が満載ですので、持っておいて損はないでしょう。

④畜産職の公務員の試験倍率

農林水産省の技術職の倍率は公開されていませんが、都道府県によっては畜産公務員の倍率が公開されている場合もあります。

例として、群馬県・千葉県・栃木県における令和6年度の畜産系の地方公務員の倍率を例としてまとめました。

都道府県 採用予定人数 1次試験受験者 1次試験合格者 2次試験合格者 最終合格者 競争倍率
群馬県 1人程度 1人 1人 1人 1人 1.0倍
千葉県 6人 11人 11人 8人 5人 2.2倍
栃木県 7人程度 5人 3人 3人 2人 2.5倍

参考:群馬県「令和6年度採用試験の実施状況」
参考:千葉県「令和6年度採用試験の実施状況」
参考:栃木県「令和6年度採用試験の実施状況」

畜産系の公務員は募集人数がそれほど多くなく、応募者によっては倍率が高くなることも考えられるため、過去の倍率を参考にしすぎるのは避けましょう。

⑤畜産職の公務員になるための勉強時間

畜産公務員になるための勉強時間は人によって異なりますが、勉強開始時期は受験日の6ヶ月〜1年前が多い傾向にあります。

以下では、2023年度に農林水産省畜産系技術職員に内定した方の勉強方法と勉強開始時期を例としてまとめました。

基礎対策は1年前から、専門的な内容は3ヶ月〜直前で勉強する方が多い傾向です。

まとめ

畜産職の公務員は農林水産省以外にも、独立行政法人や地方自治体を目指す道もあります。

畜産職といっても関わる仕事はさまざまなので、自分が畜産のどのような部分に関わりたいのかを明確にしてから就職・転職先を探しましょう。

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