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畜産の仕事内容を解説!公務員や独立行政法人の仕事も抑えておこう

畜産の仕事内容を解説!公務員や独立行政法人の仕事も抑えておこう

「畜産の仕事内容を知りたい」
「公務員として畜産に関わることはできる?」

このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では、畜産の仕事内容や公務員、独立行政法人として畜産に関わる仕事内容について詳しく解説します。

畜産を目指す方にとって畜産業の全貌を理解しておくことは重要なので、ぜひ最後までご覧ください。

【7種類別】畜産の仕事内容はどのようなものか

畜産の仕事内容はどのようなものか

畜産の仕事には、以下のような種類があります。

それぞれの仕事内容について詳しく解説します。

①酪農家

酪農家は、牛の乳搾りや牛乳・チーズ・バターなどの乳製品を製造・販売する仕事です。

搾乳作業員、 肉牛飼育作業員、 乳牛飼育作業員、 酪農作業員などに分類されることもあります。主な仕事内容としては搾乳・牛舎の清掃・エサやり・健康チェック・資料作り・子牛の世話などが挙げられます。

また、牛舎によっての仕事内容がことなり、搾乳後の牛乳を牛舎で乳製品に加工する作業は一般的ではありません。

②酪農ヘルパー

酪農ヘルパーは、酪農家が休みたいときに業務を代行する仕事です。

酪農家の指示のもと行うためで仕事内容は同様となっており、主に酪農ヘルパー協会などが派遣する形になります。

酪農業界は労働環境が悪く休めないという人が多かったこともあり、近年は酪農ヘルパーの需要が高まっており、酪農家が休みたいときに休めるように酪農ヘルパーを利用するケースが増えています。

③繁殖牛舎

繁殖牛舎は、繁殖目的で雌牛を飼育し、子牛を生産して販売する仕事です。

主に子牛が誕生してから9ヶ月〜10ヶ月ほどまでの「哺育育成期間」の子牛を育ててせりに出して販売します。

繁殖牛舎の仕事の大きな特徴は「せり」で、家畜市場にて行われるせりで購入されるように、搬出やブラッシングなどせりの直前まで手入れを行います。

④肥育牛舎

肥育牛舎は、繁殖牛舎で育てられた子牛を家畜市場で行われるせりにて購入し、さらに食肉用として子牛を育てて肥育牛として出荷する仕事です。

肥育期間は一般的に18ヶ月〜22ヶ月ほどで、運動量を減らして食肉用に適した状態で管理されます。

肥育牛舎は繁殖牛舎と一貫して行われることが多く、「一貫経営」と呼びます。

⑤養豚場

養豚場は、食肉となる豚の繁殖・飼育・出荷を行う仕事です。

豚は誕生から6ヶ月ほどで110kg〜120kgにまで成長して食用として出荷されるため、それまでの期間においてエサやりや豚舎の清掃、温度管理、環境管理、飼料の管理、分娩確認などを行います。

豚は非常に清潔な動物として知られており、環境には敏感ですので豚舎の衛生管理は特に慎重に行うことが大切です。

⑥養鶏場

養鶏場は、鶏卵を生産する採卵用養鶏場と、鶏肉を生産する食肉用養鶏場の仕事に分けられます。

主な仕事内容は、エサやり・鶏舎の掃除・鶏の管理・鶏舎の温度管理などです。採卵用養鶏場では、これらの作業に加えて集卵なども行います。

なお、食肉用養鶏場では食用として適切に出荷できるように管理することが大切とされています。鶏が良質な環境で生活できるように、必要に応じて換気や水撒きなども行います。

⑦畜産技術者

畜産技術者は、専門的な技術を使用して畜産に関わる仕事の総称です。

畜産技術者の主な仕事内容は、以下のとおりです。

畜産技術者に該当する職種例としては、家畜人工授精師(獣医師以外)・畜産技術指導員・ひな鑑別員・普及指導員などが挙げられます。

畜産技術者になるためには資格が必要な場合も多く、国家資格である「家畜人工授精師」などを取得すれば、就職が有利になるだけでなく、独立開業も視野に入れることが可能です。

公務員として畜産に携われる仕事の種類

公務員として畜産に携われる仕事の種類

公務員として畜産に携われる仕事の種類は、以下のとおりです。

それぞれの仕事内容について、詳しく解説します。

①農林水産省「消費・安全局」

農林水産省「消費・安全局」は、農場から食卓までの安全管理を徹底し、食品の安全性の向上や食品表示の適正化を図ることを目的に仕事を行います。

畜産物の安全性を確保するだけでなく、家畜の衛生面を向上させるために国内での防疫演習や交際会議への出席など、国内外において活動します。

また、食品の安全性を消費者に正しく伝えるために、ホームページなどを介して食べてはいけない山菜の解説や豚肉の衛生管理法について解説するのも仕事のひとつです。

②農林水産省「畜産局」

農林水産省の「畜産局」は、国民に畜産物を安全に安定的に供給し、畜産農家の経営を安定させることを目的に仕事を行います。

牛乳や牛肉、豚肉、鶏肉、鶏卵などが国民に安定的に供給されるようにするだけでなく、畜産農家の経営を安定させるために生産~流通~消費に至る施策も総合的に担当します。

なお、近年は生産現場の生産性を向上させるためにIT技術やロボットを導入する動きなども活発化しています。

③動物検疫所(家畜防疫官)

家畜検疫官は農林水産省に所属する国家公務員であり、海外から輸入される家畜および海外に輸出される家畜、畜産物の検査などを行います。

動物検疫所の主な役割は、家畜の伝染病の侵入を防ぐことです。空港や港などに設置される動物検疫所で、海外から輸入される家畜や畜産物の臨床観察や採血、抗体検査、遺伝子検査などの検査を行います。

私たちが安心して畜産物を食卓に並べられるのは、動物検疫所が家畜の感染症を防いでくれるおかげといえます。

④地方農政局

地方農政局とは、全国7箇所に置かれた農林水産省の地方ブロック機関です。

地域農業の情報を的確に把握して、本省で企画・立案された政策の適切な実施を図る役割を担っており、地方公共団体との情報交換なども重要な業務となります。

地方農政局は北海道・東北・関東・北陸・東海・近畿・中国・九州というように主要部エリアごとに設置され、そのエリアを対象として業務を実施しています。

畜産関係に携われる独立行政法人

畜産関係に携われる独立行政法人

独立行政法人とは、国民生活や社会経済の安定などの公共上の観点から、国が直接実施する必要のない事務や事業を担う法人です。

独立行政法人は国が運営する機関ではありませんが、国と民間がどちらも出資する「半官半民法人」という経営方法を取り入れています。基本的な処遇や勤務条件は、国家公務員に準拠しています。

ただし、独立行政法人の職員すべてが国家公務員の資格を持っているわけではなく、国家公務員と非国家公務員の2種類に分類されるため、かならずしも公務員としての地位を与えられるわけではありません。

それでは、畜産関係に携われる独立行政法人を紹介していきます。

①独立行政法人「家畜改良センター」(非国家公務員)

独立行政法人「家畜改良センター」は、国内の畜産の発展および国民の豊かな食生活を提供することを目的とし、家畜の育種改良や遺伝子資源の日ぞん、飼養管理技術の改善などの仕事を行います。

元々、家畜改良センターの職員は国家公務員の資格を有していましたが、平成18年度から非特定独立行政法人となりました。さらに、平成27年度より独立行政法人のうち中期目標管理法人に変更されたので、現在の家畜改良センターの職員は国家公務員の資格を持っていません。

そのため、家畜改良センター職員の身分は国家公務員ではありませんが、処遇や勤務条件は国家公務員に準拠しています。さらに、国の機関などと積極的に交流を図っているので、国家公務員のような仕事を行うことが可能です。

②独立行政法人「農林水産消費安全技術センター」(国家公務員)

農林水産消費安全技術センター(FAMIC)は、科学的に肥料や農薬、飼料などを検査・分析し、食の安全を確保する仕事です。

農林水産省所管の独立行政法人であるため、職員はすべて国家公務員の身分を有しており、国家公務員に準拠した処遇や勤務条件となります。

③独立行政法人「農畜産業振興機構」(非国家公務員)

独立行政法人「農畜産業振興機構」は、農畜産物を業務対象に、畜産物、野菜、砂糖、でん粉の安定供給を図ることを目的とした仕事です。

職員は国家資格の身分を有していないものの、国と連携しながら農畜産物の需給調整や家畜疾病への対策などの業務を行います。

畜産の仕事内容に関するよくある質問

最後に、畜産の仕事内容に関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。

Q1.畜産の仕事はきついですか?

畜産業はきついと言われることも多いですが、大きなやりがいを感じられる仕事です。

畜産の仕事がきついと言われる理由としては、朝早い・休みが少ない・力仕事が多い・3K(汚い・臭い・危険)な労働環境も多いなどが挙げられます。ただし、近年のAIやロボットなどのIT技術の導入によって、搾乳の自動化やふん尿の自動清掃などが可能になったので、労働環境は改善傾向にあります。

また、畜産家の業務を代行する「酪農ヘルパー」という仕事も一般的になったので、以前のように労働環境が悪くきついというケースは少なくなっています。

Q2.肉牛を育てる仕事はどんなもの?

肉牛を育てる仕事は、「肥育経営」と「繁殖経営」の2つに分けられます。

日本で飼育されている肉牛の主な種類は以下となります。

肉牛の種類 概要
和種の和牛 黒毛(くろげ)和種・褐毛(あかげ)和種・日本短角(たんかく)種・無角(むかく)和種という4種の牛が(生産される和牛のうち約95%が黒毛和種)
交雑種(F1) 乳用牛の雌に肉専用種の雄を掛け合わせた牛※代表的な掛け合わせ:ホルスタイン種に黒毛和種を交配した牛
乳用種去勢牛 乳用牛のオス子牛を去勢して肉用牛として育てた牛

※乳牛としての役割を終えた雌牛も食肉用に肥育される

Q3.畜産農家の平均年収はいくら?

畜産農家全体の平均年収は公開されていませんが、農林水産省「営農類型別経営統計」の農業利益をみると、個人経営より法人経営のほうが利益が大きいため、平均年収も高くなることが予想されます。

また、酪農従事者の平均年収は374.4万円であるのに対し、全職業の平均年収は460万円となります。そのため、畜産農家の平均年収はやや低い水準となっています。

まとめ

畜産の仕事内容は多岐にわたるため、生産現場以外にも農林水産省の職員として畜産業に関われますし、独立行政法人の国家公務員として働くこともできます。

どのような形で畜産に関わりたいのかによって合っている仕事は異なりますが、畜産の仕事の全体像を知れば、正しく就職・転職先を選べるはずです。

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