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酪農家のやりがい4つ!1日のスケジュールや向いている人も解説

酪農家のやりがい4つ!1日のスケジュールや向いている人も解説

「酪農のやりがいはなに?」
「酪農家の1日のスケジュールを知りたい」

このような疑問をお持ちでないですか。

酪農家は、自然の中で動物と関わりながら働けるやりがいのある仕事です。

本記事では、酪農家のやりがいや1日のスケジュールをはじめ、酪農の仕事に向いている人も解説します。

酪農のやりがいやスケジュールが気になる方が、酪農の仕事に踏み出すきっかけになれば幸いです。

酪農家のやりがい4つ

酪農家のやりがい4つ

酪農家のやりがいを4つ説明します。

・自然の中で働ける
・命の尊さを学べる
・食の生産に携われる
・地域社会に貢献できる

くわしくみてみましょう。

自然の中で働ける

都会の騒然とした環境から離れ、心身ともにリラックスすることができることは、酪農家の魅力のひとつです。

酪農の仕事は、屋外での作業が多く、四季の変化を間近で感じられます。新鮮な空気を吸ったり、新緑のにおいを感じたりすることは、田舎で暮らすメリットです。

自然の中で働くことで、心身ともにリラックスする効果も期待できます。

命の尊さを学べる

酪農は、動物にかかわるため命の尊さを実感できる仕事です。一頭の牛がどのように生まれ、どのように成長するかを目の当たりにできます。

生まれた瞬間から亡くなるまでの期間をとおして、動物の世話をします。言葉ではなく、仕草や表情などから、動物の状態を把握することが必要です。そして、深い愛情を持って接するため、酪農家は、動物の一生をとおし、生命の大切さを学ぶことができます。

食の生産に携わる

酪農家は、人々の生活に欠かせない食の生産に携わる仕事です。自分が育てた牛から牛乳をはじめとする乳製品が作りだされ、消費者のもとに届きます。

食の生産に携わることは、同時に食の安全を最大限、配慮しなくてはなりません。そのため製造や出荷の過程では、多くの安全基準や衛生基準がもうけられています。

酪農家は、動物を育てるだけでなく、飼育環境や商品の高いレベルの安全管理や衛生管理の能力も必要です。安全管理や衛生管理に関する知識も増え、食の安全や品質の意識も高まります。

質の高い商品が消費者のもとに届いたときに、やりがいや酪農家としての誇りを感じるきっかけになるでしょう。

地域社会に貢献できる

地域の伝統的な産業を継ぐため、地域社会の発展に貢献します。

酪農家の継承者が減っていることが指摘されるなか、酪農業に従事することは人手不足の解消の点でも地域の産業を支えることに役立ちます。

酪農家の1日のスケジュール

酪農家の1日のスケジュール

酪農家の1日のスケジュールの具体例をみてみましょう。

時間帯 作業内容
午前4時~
5時起床
起床、身支度
5時~7時 牛舎の掃除、えさやり
7時~9時 搾乳
9時~11時 子牛の世話、牛舎の消毒、
機械の整備など
11時~12時 昼食
12時~15時 牧草の収穫や畑仕事、
飼料の調合など
15時~17時 搾乳
17時~19時 牛舎の掃除、えさやり
19時~ 夕食、記録の整理など

酪農家の仕事は、朝早くから夜まで長時間におよぶ場合があります。さらに、病気や出産などの緊急時などの呼び出しにも対応しなくてはなりません。

日中に数時間のまとまった休憩が取れるところもあり、勤務場所によってスケジュールはことなるため、くわしくはそれぞれの酪農家に確認することがおすすめです。

酪農家に向いている人

酪農家に向いている人

酪農家に向いている人をみてみましょう。

・動物が好きな人
・体力がある人
・早起きが得意な人
・継続的な作業が苦にならない人
・衛生管理ができる人
・観察力がある人
・新しい技術や知識の習得に意欲的な人
・地域社会との関わりを大切にできる人

動物が好きな人

酪農家は、動物にかかわる仕事であり、動物が好きな人に向いているでしょう。しかし、単に可愛がるだけでなく、深い愛情を持って接することが必要です。

動物とどのような関わりが必要なのか具体例はつぎのとおりです。

・動物の健康チェックを欠かせずおこなう
・表情や仕草から動物の心理状態を観察する
・行動からなぜその行動をするのか察する
・動物との信頼関係を築く
・動物に寄り添う

日々動物とかかわる中で、体調変化や心理面での変化など、動物の異変に気づく観察力や洞察力が求められます。

そして愛情を持って接することが不可欠です。

体力がある人

体力のある人が酪農家に向いているといわれる理由はつぎのとおりです。

・長時間の立ち仕事がある
・朝から夜までの長い労働時間になる
・重い動物を移動させる
・重いえさを運ぶ
・まとまった休みが取りにくい
・天候に関係なく外での作業がある
・蹴られたり、踏まれたりなどけがのリスクがある

立ち仕事や長時間労働など、体力的負担が大きな仕事です。そのため、体力があることは酪農家の仕事で大切です。

早起きが得意な人

早起きが得意な人は酪農家の仕事をするときに役立ちます。

作業開始の時間は、働く場所によって違うとはいうものの、早朝から作業を開始するところが一般的です。早起きに慣れている人は、スムーズに仕事が開始されるでしょう。

早起きに自信がない方でも、徐々に慣れることがほとんどです。寝る時間の調整やアラームのセットの仕方など自分にあう方法を工夫してみてください。

継続的な作業が苦にならない人

酪農家の仕事は、同じ仕事を地道に繰り返すため、継続的な作業が苦にならない人に向いています。

仕事の具体例をみてみましょう。

・毎日のえさやり
・毎日の搾乳
・牧草やえさの管理
・飼育環境の掃除
・機械の消毒

地道な作業の積み重ねが、動物の成長や商品の生産につながります。そのために、毎日同じ作業を繰り返し地道におこなうことが大切です。

衛生管理ができる人

食の安全を守るために、酪農家は守らなくてはいけない厳しい衛生基準があります。それを守るからこそ、安全で質の高い商品を世に送り出せます。

衛生基準を守るための具体的な内容はつぎのとおりです。

・搾乳設備の掃除・消毒
・牛舎の掃除
・牛の健康管理
・飲み水やえさの安全性の確認
・牛のからだの掃除
・ネズミやハエなどの害虫対策
・糞尿の適切な処理
・消毒マットやスプレーの設置
・衛生に関する研修の受講

このような対策を守り、動物や環境を衛生的に保つことが必要です。

観察力がある人

動物の異常や変化にいち早く気づかなければ、病気や感染を見逃し大きな問題に発展するため、酪農家には、観察力が求められます。

さらに、機械の故障は仕事に影響が出るため、設備や機械の異変に対応しなければなりません。

動物の世話や食の生産において、鋭い観察力は不可欠です。

新しい技術や知識の習得に意欲的な人

新しい技術や知識の習得に意欲的であることは、酪農家に必要な要素です。つねに技術は進歩しており、今までの当たり前が変わる可能性もあります。

時代の流れに沿って、知識や技術をアップデートできると、より効率的に仕事ができるでしょう。

機械の普及により、作業の時間短縮や体力的負担などメリットがあります。農林水産省や酪農の協会などでも、酪農家に向けたさまざまな研修や講習会が開催されているため、調べてみてください。

地域社会との関わりを大切にできる人

酪農は、地域に根付いた産業のひとつです。地域の自然環境や人々の協力があってなりたちます。

たとえば、地域の農家と協力し機械を貸し借りしたり、情報を共有したりします。学校や地域のイベントに参加して、酪農の仕事について理解を深めてもらう活動をすることもあるでしょう。

地域の住民と信頼関係を築くことで、産業を守り、地域の経済や文化を支えるため、地域との関わりを大切に考えることが大切です。

酪農家に向いてない人

酪農家に向いていない人を解説します。

・動物が苦手な人
・早起きが苦手な人
・同じ作業の繰り返しが得意でない人
・責任感がない人

動物が苦手な人

酪農家の仕事は、動物との関わりが欠かせない仕事のため、動物がにが苦手な人は酪農家に向いていないかもしれません。

動物の健康状態を日々観察し、異常時には、獣医師と連携をとり、ケアをすることもあります。そのため、動物に対し、深い愛情や優しさが大切です。

動物に対して優しく接することができないと、動物もストレスがたまります。

動物が苦手な場合、自分自身だけでなく、動物にとってもストレスがたまるため、酪農家の仕事は難しいでしょう。

早起きが苦手な人

酪農家の1日は、早朝から始まります。この生活リズムに適応できないと、仕事に影響が出るだけでなく、自分自身の体調を崩す原因にもなりかねません。

さらに、酪農の仕事は夜まで続くこともあり、早起きが得意でないと睡眠不足が続きます。

早起きが苦手でも、この生活リズムにからだが慣れれば問題はありません。しかし、努力しても改善されない場合は、酪農の仕事は難しいです。

同じ作業の繰り返しが得意でない人

酪農の仕事は、つぎのような同じ作業の繰り返しです。

・えさやり
・搾乳
・掃除
・記録

このようなルーチンを繰り返すことが苦手な人は、日々の仕事が退屈に感じ、モチベーションが下がる可能性があります。

変化の多い仕事を好む人や、新しい刺激を求める人にとっては、日々のルーチンをこなすことが負担になるかもしれません。

責任感がない人

酪農家は、動物の命を預かり、人々の食の生産に携わる責任のある仕事です。自分の仕事のミスで、動物の健康を損ねたり、異変に気づけず、動物の生命をおびやかす可能性があります。

衛生管理や安全基準を守らず食の安全を保証できないと消費者に影響が出て、結果的に経営が成り立たなくなる恐れもあります。

酪農家の仕事は、信頼が大切です。ひとつひとつの仕事を、ていねいに責任持っておこなうことが不可欠です。

酪農家のやりがいを知りたい人のよくある質問Q&A

酪農家のやりがいを知りたい人のよくある質問Q&A

酪農家のやりがいを知りたい人のよくある質問をみてみましょう。

・酪農のいいところは?
・酪農家にとって大切なことは?

酪農のいいところは?

酪農がおすすめな理由をみてみましょう。

理由 内容
自然の中で
働ける
・広大な自然の中で季節を感じながら働ける
・リフレッシュが期待できる
動物と
触れ合える
・動物の成長や変化を感じる喜びがある
食の生産に
携われる
・生活に欠かせない「食」の生産にかかわるため、やりがいを感じる
専門知識や
技術が身に付く
・動物の飼育や衛生管理など専門的な知識や技術を習得できる
地域に
貢献できる
・人手不足の解消に貢献できる
・地域のイベントに参加することで地域と密接にかかわりながら仕事ができる

酪農の仕事がおすすめな理由についてさらにくわしく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

牧場で働くにはどのような方法があるか?仕事内容や注意点も解説

酪農家にとって大切なことは?

酪農家にとって大切なことは、覚える業務量の多さです。酪農家の仕事は、動物の命や人々の食に関わる責任感のある仕事です。

そのため、高度な知識やスキルが求められます。

地道な作業をこなすことで、動物の健康が守られ、商品の品質が保たれます。日々のルーチン業務を責任持っておこなうことが、酪農家にとって大切です。

まとめ

酪農家は、動物に関わったり、食の生産に関わったりなど、やりがいのある仕事です。

自分が関わった動物が健康に過ごせたり、自分が関わった商品が消費者のもとに届くのは酪農家だから味わえる喜びといえるでしょう。

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