03-5730-1331

受付時間 9:00〜18:00(土日祝はお休み)

有料職業紹介 許可番号 13-ユ-309036

乗馬インストラクターになるには?3つの仕事内容・年収・未経験からの転職ガイド

乗馬インストラクターになるには?3つの仕事内容・年収・未経験からの転職ガイド

「乗馬インストラクターってどういう仕事なの?」
「資格は必要?」

乗馬インストラクターに興味があるものの、このように疑問や不安を抱いている方も多いのではないでしょうか。乗馬インストラクターは、情熱を仕事にできる職業です。

この記事では、乗馬インストラクターの仕事内容や平均年収、未経験から職業に就くための転職方法を解説します。乗馬インストラクターという仕事の全貌が明らかになり、あなたのキャリアチェンジへの一歩が明確になるでしょう。

乗馬インストラクターとは?その仕事の全体像

乗馬インストラクターとは?その仕事の全体像

乗馬インストラクターは、馬の管理・育成とお客様への指導という、2つの異なる役割を担う専門職です。仕事の全体像を見ていきましょう。

乗馬インストラクターの基本的な役割とは

乗馬インストラクターの主な役割は次の2つです。

重要な業務であり、馬の状態を常に最高の状態に保つ責任があります。さらに、乗馬クラブやイベント運営にも関わり、施設全体の安全と円滑な運営を支えるクラブの要ともいえます。指導者としてのスキルだけでなく、馬のプロフェッショナルとしての視点も不可欠です。

勤務先(乗馬クラブ・牧場)の違い

乗馬インストラクターの勤務先は多岐にわたり、それぞれで仕事内容の比重が異なります。

乗馬インストラクターの一般的な勤務先は乗馬クラブです。乗馬インストラクターはレッスン中以外にも様々な仕事をこなすため、携わるうえでの知識や経験が豊富でなければなりません。目指すキャリアや指導対象により、最適な勤務先は変わるため、慎重に選ぶ必要があります。

厩務員・調教助手との違い

乗馬インストラクターは、お客様のレッスンへの対応と馬のお世話の両方を担います。

一方、厩務員は主に馬房清掃や餌やり、馬体の手入れといった日常の馬の世話が中心です。また、調教助手は、競走馬の運動や調教補助、レース準備など馬の調教・育成に特化しています。

乗馬インストラクターは、専門知識を持ちながら、顧客サービスの要素も求められる、より幅広いスキルが必要な職業です。

乗馬インストラクターの具体的な3つの仕事内容

乗馬インストラクターの具体的な3つの仕事内容

乗馬インストラクターという仕事は、「教える」「管理する」「運営する」という3つの柱で成り立っています。どの仕事もお客様と馬の安全に直結するため、高い集中力が求められます。

レッスン指導(初心者から上級者への指導)

乗馬インストラクターの中心的な業務は、レッスン指導です。初心者に対しては、馬の扱い方、基本的な姿勢や合図を安全に教え、乗馬の楽しさを伝えることから始まります。

技術が向上した上級者向けには、馬術スキル向上や競技指導も行います。初心者から上級者、いずれにおいても安全管理の徹底が不可欠です。

落馬して骨折したり、馬に噛まれてケガしたりなどの事故防止のための声かけや、万が一の緊急対応もインストラクターの重要な責務であり、高い指導力と冷静さが求められます。

馬の管理・調教・健康チェック

馬の管理も乗馬インストラクターの重要な仕事です。

馬房清掃、敷料交換、給餌といった日常管理に加え、レッスンに使う馬の体調チェックやケガの確認を毎日行います。また、レッスンを安全に行うため、馬の性格や体力に応じた運動や馴致(人に慣れさせる調教)を実施します。

適切な調教プランを実行し、馬のパフォーマンスとメンタルヘルスを維持することは、指導の質とお客様の安全につながるため大切です。

クラブ運営・接客・イベントサポート

乗馬クラブはサービス業であるため、レッスン以外の運営業務もインストラクターの役割です。具体的には、次のような顧客対応も仕事に含まれます。

さらに、乗馬体験やイベントの企画・運営をサポートし、クラブの活性化に貢献します。お客様とのコミュニケーションを通じて、クラブの信頼を築き、安全指導を徹底することも、円滑なクラブ運営に欠かせない業務です。

乗馬インストラクターの1日のスケジュール例(朝〜夜までの流れ)

乗馬インストラクターの1日のスケジュール例

乗馬クラブの営業時間は早朝からであるため、インストラクターの朝は早く始まります。

時間 内容
6:00〜8:00 馬の運動(ウォーミングアップ)体調チェック、馬房清掃、給餌、レッスンの準備
9:00〜12:00 レッスン指導、馬の調教補助
12:00〜13:00 交代で休憩
13:00〜18:00 レッスン指導、接客対応、馬体の手入れ夜
18:00〜20:00 日報・記録作業、馬房の最終チェック、翌日の準備、イベント準備

勤務は早朝から夜まで長時間にわたるシフト制が多く、特に週末や連休といった繁忙期は出勤になることが多くなります。

乗馬インストラクターの年収と待遇

乗馬インストラクターの年収に関する公的機関のデータはありませんが、未経験スタートで月18万円〜25万円前後が目安と言われています。令和6年賃金構造基本統計調査(P7)によると、一般労働者の月収は平均33万400円であるため、乗馬インストラクターの給料は低い傾向にあります。

ただし、乗馬インストラクターの給与水準は、勤務地や資格、乗馬クラブの規模によって幅があります。イベントの企画成功や競技補助、公認指導者資格の有無によって特別手当がつく場合もあり、スキルと貢献度で収入を増やせる可能性があります。

未経験から乗馬インストラクターになるには?なり方・資格・準備

乗馬インストラクターは、未経験でも挑戦可能です。

「馬に関わる仕事がしたい」という情熱に加え、乗馬経験やコミュニケーション力が重視されます。必須資格はありませんが、「全国乗馬倶楽部振興協会 乗馬指導者資格」「日本馬術連盟 認定指導員」「日本スポーツ協会公認馬術コーチ1」などの資格があれば有利です。

乗馬インストラクターの魅力・やりがい

乗馬インストラクターの魅力・やりがい

体力的にハードな側面がある乗馬インストラクターですが、それを上回る魅力とやりがいがあります。解説します

馬と信頼関係を築ける喜び

乗馬インストラクターの仕事では、馬との深い関わり合いそのものに喜びがあります。

毎日世話をし、調教を行うことで、馬が自分の指示に従えるようになる過程を間近で見守ることができます。馬の性格や体調に合わせたコミュニケーションを学び、馬との信頼関係が構築できたと感じる瞬間は、仕事への達成感を味わえるでしょう。

この馬との絆こそが、乗馬インストラクターの魅力です。

イベントで得られる達成感

乗馬インストラクターは、指導だけでなく、日々のレッスンや乗馬クラブでのイベントでの成功を通じて達成感を得られます。指導士したお客様が楽しそうにしている姿に喜びを感じる場合もあるでしょう。

また、イベント運営や指導の結果が、チームやクラブ全体の成果として形に残るため、組織への貢献度を実感でき、自身の仕事への誇りが生まれます。

専門スキルを磨いてキャリアアップできる

乗馬インストラクターの仕事では、騎乗技術、馬術知識、指導スキルといった専門性の高いスキルを日々磨くことができます。

経験を積み、資格を取得することで、高度な指導者や、クラブマネジメント(厩舎長、クラブ支配人)といった上位職種へのキャリアパスが開かれます。

「乗馬インストラクターはやめとけ」と言われる理由・注意点

乗馬インストラクターの仕事には大きなやりがいがある一方で、厳しい現実も存在します。

まず、馬の世話や早朝からの作業は体力的にハードであり、屋外作業が多いため天候にも左右されやすいのが実情です。お客様と馬のケガや事故防止のための安全管理が厳しく、常に高い責任感が求められます。

さらに、収入は乗馬クラブの規模や地域によって待遇差が大きく、安定しにくいという経済的な課題もあります。これらの点を十分に理解し、覚悟を持って目指すことが重要です。

求人を探すコツ・転職成功のために押さえておきたいポイント

馬の仕事は一般の求人サイトには少なく、探すにはコツが必要です。ここでは、求人が多い施設タイプから効率的に応募先を絞り込む方法、専門サイトの上手な活用法などを解説します。

求人が多い主な勤務地・施設タイプ

乗馬インストラクターの求人は、主に以下の施設で多く見られます。

自分の興味や目的に合った施設タイプを選ぶことが、長く仕事を続ける鍵となります。

乗馬クラブ求人サイト・専門サイトの活用法

一般的な転職サイトよりも、馬業界に特化した専門サイトを定期的にチェックしましょう。

これらのサイトでは、勤務地、給与、寮・住み込み情報といった業界特有の条件を細かく比較検討できます。複数のサイトを組み合わせて活用し、応募先を絞り込むことで成功に近づくでしょう。

体験・見学・インターンで現場を知る

応募前の現場体験・見学・インターンは、仕事内容や職場の雰囲気を把握するために重要です。

実際に、馬の世話やレッスン補助を体験することで、仕事への適性を確認できます。また、経験があることが応募時の強みとなり、採用率がアップする可能性があるため、積極的に問い合わせてみましょう。

応募時に重視されるポイントとアピール方法

採用側が最も重視するのは、「馬が好き、教えることが得意という熱意」です。

その他にも、体力・忍耐力、そしてお客様とのコミュニケーション力が評価されます。面接では、単に「馬が好き」と伝えるだけでなく、過去の騎乗経験やイベント参加経験、人に教えた経験の具体例を挙げ、自身の強みを具体的にアピールしましょう。

まとめ

乗馬インストラクターは、お客様の喜びや馬を育てる喜びを実感できる、専門性とやりがいのある仕事です。

仕事内容は、お客様へのレッスン指導、馬の調教・管理、クラブ運営にわたり、馬との深い絆と、お客様の笑顔がモチベーションとなります。未経験からでも、資格取得や専門学校での学習、強い情熱があれば挑戦できるでしょう。

しかし、体力的なハードさと安全管理の重い責任も伴うことを理解しておく必要があります。

無料!転職サポートに登録

新着求人

都道府県から求人を検索する

北海道・東北エリア

北陸・甲信越エリア

関東エリア

東海エリア

関西エリア

四国・中国エリア

九州・沖縄エリア

北海道・東北エリア

北陸・甲信越エリア

東海エリア

九州・沖縄エリア

条件から探す

特集から探す